インドから絵葉書が届いたことを書きましたが、
その次の日に再び別の葉書がポストに入っていました。
それからさらに数日後には、また別の葉書。
どれも おなじお友達からです。
最初の葉書はタージマハールがあるアグラという場所から。
2枚目バーラナスィー。
最後はジャイサルメール。
2枚目バーラナスィー。
最後はジャイサルメール。
どれも呪文のような名前の町。
北インドに位置するバーラナスィーはガンジス河のほとりにある聖地だそうです。
聖地と聞くと静かで神秘的なイメージがありましたが、
絵葉書の写真をみたときに、その姿にとても驚きました。
というのも… 河がゴミだらけでとても汚れているのに、
人々が(神聖な)沐浴をしているのです。
でもこの写真をみたときに、ある本の中に書かれていた言葉を思い出しました。
(偶然にも、そのお友達から教えて貰ったシリーズ小説です)。
カルカッタからバーラナスィー(ベナレス)を歩いている間に、
主人公はあることに気付くのです。
それは「輪廻」に深く関わってくる思想なのですが、
何かを清める力をいちばん強く持つものは水で、
「神聖は汚穢、汚穢は神聖」であるということ。
すべてはひとつの輪を描くように回っていること。
すべてはおなじ、ひとつであること。
インド系のご主人をお持ちのお友達に聞いたら、
ガンジス河ではお祈りも沐浴も排泄もみんな一緒で、
遺灰、あるいは死体までも流すそうです。
すごくびっくりしたけれど、
たくさんの人の生活の軸がそこにはあって、多くの祈りや希望が詰まっている。
知らない文化も生き方で、
人がこの世界で生きるということはすごいことなんだと、
今更ながらに感じてしまうのでした。
知らない文化も生き方で、
人がこの世界で生きるということはすごいことなんだと、
今更ながらに感じてしまうのでした。
それからジャイサルメールという場所では
ゴールドの砂漠の砂でできたお城などが残っていて、
お友達とご主人は砂漠の上にお布団を敷いて眠ったそうです。
砂漠では、目を瞑ると どんな音が聞こえてくるんだろう。
どんな匂いがし、風がどんなふうに肌をかすめるんだろう。
ゴールドの砂漠の砂でできたお城などが残っていて、
お友達とご主人は砂漠の上にお布団を敷いて眠ったそうです。
砂漠では、目を瞑ると どんな音が聞こえてくるんだろう。
どんな匂いがし、風がどんなふうに肌をかすめるんだろう。
ラクダに乗って移動したり、その土地の人々の生活や生き方を垣間見て、
おいしいチャイを飲んでる彼女を想像しながら、
私ももっと知らない土地でいろんなものを見てみたいなぁと、しみじみ思いました。