アネモネは開いてから4日ほどで散りました。
J 先生に頂いたクリスマスボックスからは白い小花が咲き、
家のドアを開けるたびにジャスミンのような甘い薫が漂っていました。
そんな香りの中で
チェンバロの音が部屋中を駆け回るような
ラモーの
「優しい訴え」を聴いていたら、
小川洋子さんの同じタイトルの本を思い出しました。
家の周りの雪はすっかり消えてなくなり、
ここ数日はひんやりした雨が流れています。
小川洋子 「やさしい訴え (文春文庫) 」