Wednesday, September 29, 2010

Road Trip to Wild Rose Country

ちょっと理由があって、ひとっぱしり、お隣のアルバータ州へ行ってきました。
目的地はカルガリーだけれど、せっかくなので、
カナダ暦7年にも関わらず未だにロッキーに行ったことがない私のために、
ロッキーにも寄ることにして3泊4日のロードトリップになりました。 
事前に主人が計算してみたら、
途中車の中での仮眠を入れて、バンクーバーからカルガリーまではおよそ12時間。
でも実際の走行時間は14時間。
しかも途中で道を間違えて1時間ロスする・・・。
なんだかんだ休憩を入れたりして15時間以上かかりました。片道およそ1057km!? 
これならあと数時間走れば、
バンクーバーからサンフランシスコまで行ける距離!
(つまり遠かった!)


  「野バラの国」という名を持つカルガリーはカウボーイの町。
カウボーイと言えばアメリカ南西部ばかりを想像していたけれど、
カルガリーのロデオは世界一有名だそうです。
バンクーバーからロッキー山脈を超えてカルガリーに入ったとたん、
今まであった山が一瞬にして消えて、
平地の草原になったのには、ほんとうに感動しました。

 カルガリーでは主人の仕事をすませ、夕食を取ってホテルで宿泊するだけが目的だったのですが、少しだけ、イングルウッドを散策することができました。
カルガリーはバンクーバーよりも紅葉が早く、
黄色の葉っぱでとってもキレイでした。
今度はロデオを見に来よう。


次の日はバンフへ。

Sunday, September 26, 2010

Hello from Okinawa??


誕生日にフィアンセと沖縄に行っていたという妹から
こんな写真が送られてきました。
絶句。
写真を送ってくれたのはいいのだけれど、何故にこの写真?
もっと良い写真はなかったの〜。
これじゃあ、沖縄の人からブーイングが来そうじゃないの。
もっと普通に美しい沖縄を見せろや!といった感じで。 
昔から謎な不思議ちゃんだったけど、あの子の頭の中、今でも謎です。

まあ何でもいいけど、
23年目も妹にとっていい1年になりますように。
ブヒ。

Sunday, September 19, 2010

Anniversary Dinner


結婚記念日だったので、ちょっとお洒落をしてディナーへ出掛けました。 
でも行ったのは記念日の前日。 
実は主人が予約をしてくれていたのですが、
何と日にちを一日勘違いしていたのです! 
まだ1年目なんですけど!?
選んでくれたのは、バーナビーにある老舗レストラン「Hart House」。 
以前から行ってみたかったのですが、サプライズで連れて行ってくれました。 
元々はフレデリック・ハートというニューファーランドからの資産家のお屋敷が 
88年にレストランへと変わったそうです。 
食前酒にジンベースのマティーニ、主人はウィスキーで乾杯しました。 
お腹いっぱいでデザートまで食べられなかったのですが、 
雰囲気がよかったので、隠れ家っぽいレストランに行ってみたい方にはお勧めです。 Gochisousamadeshita, Darling♪

First Anniversary


A year has passed already and we’re no longer newly-weds! 
Good year, wasn’t it?

Thursday, September 16, 2010

Chanel No.5

私のようにお化粧とかファッションのことをあまり知らない人が、
ビューティーの話をしても・・・と思うのだけれど。


高校生の頃、学校帰りに友人とデパートの香水売り場を歩いて回るのが好きでした。
香りは昔から大好きだったので、
初めてのバイト代ではトミー・フィルフィガーの「ガール」を買いました。
そのあとはBVLGARIの「ブループールオム」と
アラン・ドロンの「サムライ」を使ったり。
トミーのものは単品で使っていたけれど、
ブルガリとサムライはちょこっと混ぜて使うのが好きでした。
その頃の私はマスキュラインな香りが好きだったのね、私!
当時の恋人がつけていたのがサムライだったからかもしれないし、
ボトルがお洒落だったからかもしれない。 
そんなときだったか、昔ヨーロッパに住んでいたことがある伯母が、
シャネルの5番の香水をくれました。
何故か私ではなく、母のほうが喜んでいたのを覚えています。
子供だったから似合うはずもなく、もろに化粧品の香りなのが苦手でした。

20の頃はベビードールやランコムのミラク、
高価で買えなかったけれど
エルメスの「ナイルの庭」はとっても好きでした。
最後に使っていたのは「Sinary」の「Psyché」というフローラル系。
ここの商品は化学製品を出来るだけ取り入れない方針なので、
アロマセラピーと同じように安心して使えたのが魅力でした。

でもここ数年はずっとこの香水もつけていないなあ。 
自然な香りではないものも多いから、
香水を沢山付けている人の横に行くと息が出来なくなってしまうこともあって。
なので香水はつけないけれど、
常にエッセンシャルオイルのレメディを持っているので、
自分の気分をアップする意味でつけたりしています。


シャネル5番の新しいPVはオードレイ・トトゥ!
ストーリーはちょっとアメリに似ている感じだけれど、
アメリのときよりもずっとセンシュアルで、可愛いと言うよりもきれい!
舞台も雰囲気のある列車とトルコ、とーっても魅惑的でした。 

Wednesday, September 15, 2010

Vietnamese Lunch

友人がサレーにあるフォーのお店
Kim Hoang Vietnamese Restaurant」に連れて行ってくれました。
主人があまり好きではないので
普段はヴェトナムのレストランにはほとんど行かないし、
ヴェトナム料理が好きな私でも家では作らないので、とても嬉しかったです。 
チャーハンのプレゼンテーション、可愛い!
フォーは少し辛いのが好き。
書いていてまた食べたくなってきました。


Saturday, September 11, 2010

Ango Sakaguchi & Junbungaku

1893年の文学界の一冊に掲載された
北村透谷氏の評論「人生に相渉るとは何の謂ぞ」によると、
純文学とは
「学問のための文章でなく美的形成に重点を置いた文学作品」なのだといいます。
現代では純文学と大衆小説は、
ビジネスとして意図的に融合されているけれど、
北村氏の「美的形成に重点を置く」という意味では、
私の好きな村上春樹氏や川上弘美さんの作品も、堂々たる純文学と言えるのでしょう。

でも、純文学と聞いて一番最初に頭に浮かんだのは、
中学校の教科書に載っていた梶谷健次郎の「檸檬」でした。
主人公によってわざと本屋に置きざりにされた檸檬が、
もの凄くはかないものに思えて、
でも作者のウィットには素直に微笑んでしまって。
読んでしばらくは、レモンの黄色が脳裏にヴィヴィッドに映っていました。


もちろん考えてみれば、梶谷健次郎だけでなく、
泉鏡花、森鴎外、徳富蘆花など、思い浮かぶ作家はたくさんいます。
とくに昔の作家たち。
それは80年代生まれの私にとって、
純文学という言葉が何となく重い響きであるからかもしれません。
昔の作品には好きなものがたくさんあって、
とりわけ昭和初期のものに興味があります。
昔父が入院中に読んでいた宮沢賢治をはじめ、堀辰雄や太宰治、
そしてもうひとり、その時代を代表する坂口安吾氏もすごく好きです。

坂口安吾は、とても変わっている夢遊病のような人だなあと思います。
説明するのが難しいけれど、私の中ではそんなイメージの作家なのですが、
最近、私の持つイメージを簡潔に説明している文章を見つけました。

『ある時は人間の魂の底まで揺るがすようなすさまじい感動を、
ある時は澄みきった切ない悲しみに似た憧れを与えてくれるが、
多くの場合、小説作品の構成をのり超え、小説作品をこわし、はみ出してしまうのだ。
つまり坂口安吾のめざし意図する文学はあまりにも巨大でほとんど不可能であり、
そのため彼の精神の運動の振幅は大きく烈しく、在来の小説、
特にちんまりとした日本の近代小説の枠内にはとても収まりきらないのだ。』

この抜粋は、私の持っている単行本のひとつに載っていた解説で、
坂口安吾の魅力について多摩美術大学名誉教授である奥野健男さんが綴ったものです。
それには私には上手く言い表せないことが、ストレートに書かれていて驚きました。

作品の中には不完全燃焼な形で終わっているものがあるからか、
坂口安吾のことを未熟な作家、不完全な作家と呼ぶ人はたくさんいますが、
未熟なのではなくて、彼の作品は日々進歩し変動していたということ。
奥野先生の仰る通り、坂口安吾の求める文学は、
ふつうの人間には理解できないほどダイバースなものだったのだろうな。
だから私は彼を「進化系の作家」と表現しようかな。

   自身が体験した第二次世界大戦中の日本を題材にした作品も多く、
「白痴」や「堕落論」がたぶん一番有名ですが、
私は「風と光と二十の私と」がとても好きです。
主人公の「先生」である「私」の気持ちが心にストンと入ってきて、
何度も頷いてしまいます。
そして、ああ、これも美しい純文学だなあと思います。

Thursday, September 9, 2010

Alfajor


この前仕事関係のポットラックがあったので、真珠蒸しと、
デザートにアルファフォールを作りました。 
アルゼンチン在住の素敵な方に教えて頂いたアルゼンチンのこのレシピ、
いつも周りに喜んでもらえるので、時間があるときに作ります。
今回もコーンスターチがちょっとしかなかったので、タピオカ粉で。
アルゼンチンではドゥルセ・デ・レチェ (キャラメルクリーム・dulce de leche)を挟むのがクラシックだそうで、
今回はブラジルで買ったNestleのドゥセ・デ・レイチ( doce de Leite)の缶を使いました。
↑スペイン語とポルトガル語、
似ているけれど綴りは結構違うのね。
そしてドゥルセ・デ・レチェの他にヌッテラを挟んだものも作りました。
ちなみにヌッテラも彼女のお勧めです。
以前ストロベリーのクリームチーズを挟んでみたらそれも美味しかっです。
可愛くて、今ではお気に入りのお菓子になりました。

Saturday, September 4, 2010

Deep Fried Taro Roots


安かった時期にとろろにでもしようと思って買った長芋ですが、
唐揚げにしてみました。
輪切りにして滑りを取って、醤油と酒とお酢などで下味を付けたあと、
アロウルートの粉を付けて揚げるだけ。
片栗粉を常備していないので、
揚げ物をするときはアロウルートかタピオカ粉が多いですが、
どちらでも美味しくできるんです。
カリッと揚がったら粗塩を振って、
プリプリのサーモンのお刺身と一緒に頂きました。
主人は魚を食べないので、
ランチにサーモンのお刺身を食べたことは内緒です。 

Friday, September 3, 2010

Richmond Country Farm


リッチモンドは中国系移民が多いことでも知られていますが、
実は多くのファームがある地域です。
バンクーバーが曇っていても、
何故かお隣のリッチモンドは晴れているということが多いこの摩訶不思議な場所は、
たまにドライブで出向くと思いのほか楽しいです。 


八百屋さんで、見慣れない食材を眺めるのが好きなので、
夏のカラフルなファーマーズ・マーケットはいくらいても飽きないです。
ガーデニング用品売り場には(スタッフの一員として)ウサギちゃんも生息中。


Richmond Country Farms Ltd‎. 
12900 Steveston Highway Richmond, BC V6W 1A3