Tuesday, January 22, 2013

From Far Far East #2


インドから絵葉書が届いたことを書きましたが、 
その次の日に再び別の葉書がポストに入っていました。 
それからさらに数日後には、また別の葉書。 
どれも おなじお友達からです。

 私の場合は差出人がわかっているけれど、 
これって、これって・・・
なんだか「ソフィーの世界」みたい!
いっぱいのワクワク、ありがとう~


 最初の葉書はタージマハールがあるアグラという場所から。 
2枚目バーラナスィー。 
最後はジャイサルメール。
どれも呪文のような名前の町。

北インドに位置するバーラナスィーはガンジス河のほとりにある聖地だそうです。
聖地と聞くと静かで神秘的なイメージがありましたが、
絵葉書の写真をみたときに、その姿にとても驚きました。
というのも… 河がゴミだらけでとても汚れているのに、
人々が(神聖な)沐浴をしているのです。
でもこの写真をみたときに、ある本の中に書かれていた言葉を思い出しました。
 (偶然にも、そのお友達から教えて貰ったシリーズ小説です)。 
カルカッタからバーラナスィー(ベナレス)を歩いている間に、
主人公はあることに気付くのです。
それは「輪廻」に深く関わってくる思想なのですが、
何かを清める力をいちばん強く持つものは水で、
「神聖は汚穢、汚穢は神聖」であるということ。
すべてはひとつの輪を描くように回っていること。 
すべてはおなじ、ひとつであること。

インド系のご主人をお持ちのお友達に聞いたら、
ガンジス河ではお祈りも沐浴も排泄もみんな一緒で、
遺灰、あるいは死体までも流すそうです。 
すごくびっくりしたけれど、
たくさんの人の生活の軸がそこにはあって、多くの祈りや希望が詰まっている。
知らない文化も生き方で、
人がこの世界で生きるということはすごいことなんだと、
今更ながらに感じてしまうのでした。


それからジャイサルメールという場所では
ゴールドの砂漠の砂でできたお城などが残っていて、
お友達とご主人は砂漠の上にお布団を敷いて眠ったそうです。
砂漠では、目を瞑ると どんな音が聞こえてくるんだろう。
どんな匂いがし、風がどんなふうに肌をかすめるんだろう。
ラクダに乗って移動したり、その土地の人々の生活や生き方を垣間見て、
おいしいチャイを飲んでる彼女を想像しながら、
 私ももっと知らない土地でいろんなものを見てみたいなぁと、しみじみ思いました。