Saturday, March 31, 2012

Cadeaux Bakery


3月最後の日の夜は知り合いが教えてくれた我謝京子さんのドキュメンタリー 
「3.11 IN THE MOMENT – ここに生きる」の上映会でした。 
私も含めご覧になった皆さんそれぞれにたくさん思うことがあったと思います。 
一日も早い復興を心より祈って。

 上映前に寄った可愛いカフェ「Cadeaux Bakery」では
お友達と雨のしたたる午後を楽しみました。 
お花の飾り方など、やりすぎず でもエレガントさは忘れていないような、
すごく可愛い空間。 
クロワッサンも美味しかったので、
今度旦那さんといっしょに立ち寄って、 パリの思い出ばなしでもしようかな。

Thursday, March 29, 2012

Scent


梅のかたちの印香を焚きました。

Tuesday, March 27, 2012

Phalaenopsis


久しぶりに「Mink」へ行ったら、とっても可愛い胡蝶蘭が置かれていました。
英語だと phalaenopsis とか moth orchid というみたい。
ファレノプシス、ファレノプシス・・・言えない・・・
 胡蝶蘭て白に薄いピンクのものが思い浮かぶけど、
これはもっとマジェンタを混ぜた感じでオシャレです。 
他の植物といっしょにベーズにいけていて、新鮮な感じでした。

 この胡蝶蘭はそうではないけれど、
海外では、日本人の私からすると
ありえないくらい斬新なデザインやアレンジになっていることが多いので、
勉強になります(見た瞬間は唖然とすることも・・・)。 
いつもはブラックだけど、このお店のアメリカンは濃いので、
ミルクをたっぷり入れました。

Sunday, March 25, 2012

Red Tulips


“ある村にとてもハンサムな王子がいました。 
その王子は、メイドの娘と恋に落ちましたが、その恋は禁じられていました。 
あるとき、娘が殺されたことを聞き、王子の心は切り裂かれます。 
娘の死を悲しんだ王子は、一番気に入っていた馬に飛び乗り、
風のごとく村を駆け抜け、崖から飛び降りて、自らの命を絶ちました。 
王子の身体はぼろぼろになり、真っ赤な血が流れ出しました。 
けれども、何とその血からはたくさんの花が咲きはじめたのです。 
赤い花はどんどん増え続け、
まるで王子の娘へ対する愛が、じわじわと広がってゆくかのようでした。
 その花は、今ではチューリップと呼ばれて、
いつしか愛のシンボルとなりました。” 

 === 

しばらくの間、お花屋さんで5本だけ買ってきた赤いチューリップを飾っていました。
赤のチューリップは華やかで、一本そこにあるだけで、
お部屋がぐっと明るくなるような気がしたけれど、
ある日雨の降る窓辺に置いてみたら、どことなく寂しそうな顔を見せました。 
上に書いたお話は、トルコの民話です。
主人にこの話をしたら、
チューリップってオランダの花かと思ってた、とびっくりしていました。
 オランダ含むヨーロッパにチューリップが入って来たのは、
1554年(16世紀、日本は戦国時代)のことで、
それまでは主にオスマン帝国の宮廷で栽培されていたのだそうです。
日本に入って来たのは19世紀のことでした。
チューリップも、いまでは数えきれないほどの品種が存在するみたいです。
 花言葉、調べてみました。日本では色によって花言葉が変わるのですね。

赤)愛の告白 黄色)望みのない愛 紫)永遠の愛 
白)失われた愛 ピンク)愛の芽生え 

 私の赤いチューリップは、いったいどんな名前がついているのかなー。
調べてみたけれど、わかりませんでした。


 うちの白っぽいぽわ〜んとしたバスルームにも飾りました。
赤いアクセントで、少しはかわいくなったかな。

Thursday, March 22, 2012

YEW at Hotel Seasons


はじめてお会いしてから2年以上・・・
なのでブログを通してはもっと長いおつきあいのある友人。
そんな彼女のお誕生日だったので、
おいしいランチを食べに「YEW(音あり)」へ行きました。
新鮮なウェストコーストのお料理で、
久しぶりに食べたスティールヘッド・サーモン、焼き加減が絶妙でした。
それからデザートも美味しくて、
また機会があったら来てみたいなと思えるレストランでした。
ところで、Yew…発音を間違えると恥ずかしい思いをしそうな名前、
調べてみたら、コニファーのことでした。


この日も新しい出会いがありました。
私のお誕生日でもないのに、素敵なギフトをもらったかのようです。

Sunday, March 18, 2012

Masterworks Diamond: Peter Serkin

Peter Serkin and Brahms
presented by Vancouver Symphony Orchestra
Conductor: Jun Markl
Piano: Peter Serkin*
=Programs=
Wagner The Flying Dutchman: Overture
Brahms Piano Concerto No. 1 in D minor, op. 15*
Schumann Symphony No. 3 in E-flat Major, op. 97, Rhenish

ブラームスのピアノ・シンフォニーを聴きに行きました。
ピーター・ゼルキンさんのピアノに、
日本人のお母様を持つドイツのジュン・ メルクルさんの指揮。
他にもワーグナーとシューマンを楽しんできました。
ピーターさんの演奏は、全身全霊を鍵盤に注ぎ込んでいるような、
ブラームスのピアノコンチェルトなのに、すごく情熱的な演奏。
弾きながら、一緒にソルフェージュしているのが聞こえました。
この人、きっと素敵なお父さんなんだろうなあ。
ゼルキン一家のCD、私はお父様のルドルフ氏のものを持っています。
ルドルフさんはナチスから逃れアメリカに逃亡した有名なユダヤ人ピアニスト、
ちなみにお母様はヴァイオリニストだったそうです。
Youtubeではお父様と一緒に演奏されているピーターさんの映像がありました。
残念ながら埋め込みができなかったので、
リンクを張っておきます
(素敵なシューベルトの「春」March in G Major, Op. 52, No. 2.です)。
シューマンのほうは、春らしい華やかな演奏で、これからの季節にぴったりでした。

Saturday, March 17, 2012

Kazabana


Kazabana 
Powdery snow falling like wind on a sunny day 
(or snow accumulated on top of mountains get blown by the wind) 
In Kanji, Kazabana is written “wind flower 風花.” 


数日前の朝、起きたら雪が降っていて、
天気予報でもずっと雨だったので、お出かけするのを諦めました。
前日もものすごく強い風で雨もひどかったので、行けませんでした。
でもお昼すぎたら、雪も雨も降っていない・・・あーあ、出かければよかったな。 
 夕ごはんの残り物のボロネーゼソース、ディップにしました。
ボロネーゼソース、クリームチーズ、フィロのクラスト。 
 冷凍しておいたフィロの生地、
ちょっと前はけっこうはまって何度も買っていたけれど、
最近飽きてきて使っていなかったので、解凍してもドライでした。
パリパリちいさく割って、クラストにして、
一番上にはオリーヴオイルと溶いた卵を塗って、オーヴンで30分。
あつあつのディップのできあがり。
ハードパンにつけて食べました。 
 ボーッとしながら食べていたら、外は晴れているのに、
チラチラと粉雪が風に舞っているのが見えました。
風花だ〜。


ところで、自分でおこした酵母で焼いたパン、これが3度目の挑戦です。
ふたつ一緒に焼いたのだけれど、おんなじに作っても焼き上がる形がやっぱり違う。
 ブサイクだけど、お手製の酵母で美味しく焼けたので良しとしよう。

Friday, March 16, 2012

Pointillism

Sailing Boats and Estuary (1887) by Théo Van Rysselberghe.

The Lighthouse at Honfleur (1886) by Georges Seurat.

2年前に行ったオルセー美術館の画集を眺めていたら、
一枚の絵に目を奪われました。
ベルギーの画家テオ・ヴァン・リッセルベルグによって描かれた
「Sailing Boats and Estuary (Voiliers et estuaire)」です。
エスチュエリーとは三角江という意味で、
河口付近に沈水によってできた3角形の地形のこと。
筆をたてて、ポンポンたたくように色付けられていて、
そういえば「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」で妹が気に入っていた、
スーラの「オンフルールの灯台」に似ているなあと思ってみていました。

説明を読んでいると、ふたりの作風が似ていることは 必然的なことだと分かりました。
そもそもリッセルベルグとスーラはともに、
新印象派と呼ばれる分野で活躍していました。
新印象派とは、ゲーテの色彩理論に基づいて、
それまでの印象派の色彩の捉え方(おもに光の捉え方)をもっと科学的、
理論的に表現しようとした画家たちのことで、
彼らは形を点描法で表していました。
なのでリッセルベルグの絵もスーラの絵も、
どちらもポンポンポンという筆の使い方が似ているのは当然のことでした(^^)
それにこの新印象派は、スーラによって確立されたそうで、
ほかにもカミーユ・ピサロやマクシミリアン・リュスも新印象派だったみたいです。
でもよく見ていると、スーラとリッセルベルグの絵は、
基調とする色合いがやっぱり違いました。
でもどちらも淡い色使いがとても好きです。 
オルセーでは スーラの作品をいくつか見ました。
「ポール・アン・ベッサンの外港」「後ろ姿」「サーカス」でした。
リッセルベルグの作品も オルセー美術館で見たはずだけれど、覚えていませんでした。

When I was taking my time to look over the art catalogue by Musee du O’rsay, 
my eyes got hooked by this painting,
Théo Van Rysselberghe’s “Sailing Boats and Estuary (1887).” 
I pondered a while and realized I had seen a similar painting 
at Washington National Gallery Exhibit in Kyoto last Fall. 
The painting was not by Rvsselberghe, but by Georges Seurat
a painting of a lighthouse called “The Lighthouse at Honfleur (1886). 
I also have the art catalogue of Washington National Gallery. 
 After reading both descriptions, 
I understood that the both painting had to be similar since they were both in the field of 
“neo-impressionism.” 
Small dots of pure colours created the paintings and this is a technique, 
developed by Seurat and Paul Signac, called “Pointillism” (more info here).

Photo taken in Steveston, Richmond.
スーラやリッセルベルグだったら、こんな景色をどのように描いたのかな。

I wonder how this view could have been painted by those neo-impressionists.

Provence Marinaside


ボッコチーニにバジルとプロシュートを巻いて、さっぱりしたトマトソース。 
ソテーしたチャードを下に敷き、スクウォッシュとオレンジのソースで食べるサーモン。 食べ物は味もそうだけれど、プレゼンテーションもすごく参考になるし、
レストランで ちょっと素敵な盛りつけ方などを見るのが 楽しいです。
またお友達の頼んだお料理を少しずつ味見させてもらって、
たくさんのお料理を試せるのも、いいところ。 

ある日の午後のこと。
イエールタウンの「Provence Marinaside」で南仏の味を楽しみました。
カラフルなコースランチです。
「はじめまして」の方もいて、新たな出会い、久しぶりのおしゃべり・・・
 お天気もなんとか持ってくれ、少し太陽を拝めた一日。
桜の花が少しずつ開きはじめたある日の、嬉しい午後のことでした。

Thursday, March 15, 2012

Winter Beauty


私の中ではもう冬は終わりに近づいています。
そう思うと、冬の日々もそう悪くはなかったなあなんて(嘘です、嘘!)。
 暗くて、冷たくて、冬生まれだけれど、冬は苦手です。
スキーなどのウィンタースポーツにも興味がないし、
クリスマスもあまり好きではないし、好きなことと言えば、
暖かいお家でぬくぬく過ごすことと、
可愛いスカーフや手袋でお出かけできることくらい。
 でも、あともうひとつ。 冬にしか見れないものが好きです。 
それは、冬の景観。
 雪は周りを白く美しく染めてくれるけれど、
なんとなく寂しげで、黄昏れていて、
茶色っぽいグレーがかった、そういう景色を見るのも素敵でした。


冬には冬の美しさ。
 Winter is beautiful.

Wednesday, March 14, 2012

Antiques Mall in Fort Langley


ロンドンフォグで一休みしたあと、
いつものアンティークショプで宝探し。


お互い「Good luck!」と言い合って、それぞれのバトルへ出かけます。
主人はいつもバトルに勝利して何かを見つけるのですが、
私は今の今まで勝ったことがありませんでした。
素敵だな〜 欲しいな〜というものは見つかるのだけれど、
けっきょくあれもこれも欲しくなってしまって、最後には何も買えないのです。
 が、なんと今回、私、勝利しました♪(主人は敗北。)
何を買ったのかは、またいつか機会を作ってお話ししますね。 
セントパトリックのディスプレイ。 
前回ブログに書いたときは、カナダ・デーの頃だったみたい。
去年はたしかヴァレンタインの時期でした。
いつかクリスマスの時期に来てみたいな。 


 一日中いいお天気。 
 ちょっと車を走らせれば、こういう景色がたくさん。
オープンフィールド、憧れます。

Tuesday, March 13, 2012

Yaletown and Old Spaghetti Factory


 イエールタウン。
イエールタウンを歩くなんて、ずいぶん久しぶり。 
 今まで使っていたマグを処分したので、新しいマグを買いました。
主人がモダンな面白い感じがいいという要求をしてきたので、
「Marimekko」で見つけたマグを、ふたつ。 おもしろい柄で気に入っています。
 もうひとつ、私の大好きな雑貨屋さんに立ち寄って、
いつかお家に飾るためのシャンデリアの見学。
これは大きいね。こんな感じは好きだなあ。
 二人の意見はいつもどこかずれるので、
いつか、ふたりが気に入ったものが見つかるのかなあと、
ちょっと心配になりました。
でも、このお店は見ているだけで幸せになれます。

その後はガスタウンでごはんを食べました。
パスタソースが3種類のった「Potpourri」です。