Sunday, June 5, 2011

Shiawase -Happiness


青空の下で光がキラキラ飛び交う中での結婚式。
ただの友人としての参加なのに、新郎新婦のお父さんのスピーチに感動し、
笑い声を聞きながら、やっぱり家族は良いなあと思ったり・・・。

お友達らしい元気たっぷりなブーケはビタミンカラー。
お花の他にたくさんの野菜が使われていてとってもユニークでした。
お料理もオーガニックのケータリングとのこと、
彼女の意識の強さがよく現れていました。 

 クリシェではあるけれど、
結婚式でよく使われるという中島みゆきさんの「糸」という曲の歌詞を見ると、
最後に「縦の糸はあなた 横の糸はわたし 
逢うべき糸に 出逢えることを 人は仕合わせと呼びます」とあります。
 数カ月前にある講演で、
この「仕合わせ」という本来の意味を教えてもらいました。
ふつう、「しあわせ」は「幸せ」と書くけれど、
元々の語源は「し合わす」だったそう。
動詞「する」の連用形で「し」、そして「合う」。
つまり二つの出来事が合わさる「出会い(歌の中では出逢い)」
という意味で使ってきた言葉だったのだといいます。
ただ昔は良いことも悪いことも「出会い」だったので、
幸福の意の「幸せ(Happiness)」は「仕合わせの中に存在するもののひとつ」、
つまり「様々な出会いの中で生まれるもの」として考えられていたのかもしれません。
 そして「仕合わせ」という字をよく見ると、
お互いを「仕え合う」と書くのです。
夫婦として歩んでいく人生の中で、これから色々な「出会い」があるけれど、
お互いを支え合い、労りながら、
小さなHapinessを重ねていけたら素敵なのではないかなあと思いました。
 喜びや苦しみ、そんな様々な仕合わせを紡ぎ合って、
一枚の大きな布を作っていって下さいね。
 ご結婚おめでとうございます。