青空の下で光がキラキラ飛び交う中での結婚式。
ただの友人としての参加なのに、新郎新婦のお父さんのスピーチに感動し、
笑い声を聞きながら、やっぱり家族は良いなあと思ったり・・・。
お友達らしい元気たっぷりなブーケはビタミンカラー。
お花の他にたくさんの野菜が使われていてとってもユニークでした。
お料理もオーガニックのケータリングとのこと、
彼女の意識の強さがよく現れていました。
クリシェではあるけれど、
結婚式でよく使われるという中島みゆきさんの「糸」という曲の歌詞を見ると、
最後に「縦の糸はあなた 横の糸はわたし
逢うべき糸に 出逢えることを 人は仕合わせと呼びます」とあります。
数カ月前にある講演で、
この「仕合わせ」という本来の意味を教えてもらいました。
ふつう、「しあわせ」は「幸せ」と書くけれど、
元々の語源は「し合わす」だったそう。
動詞「する」の連用形で「し」、そして「合う」。
つまり二つの出来事が合わさる「出会い(歌の中では出逢い)」
という意味で使ってきた言葉だったのだといいます。
ただ昔は良いことも悪いことも「出会い」だったので、
幸福の意の「幸せ(Happiness)」は「仕合わせの中に存在するもののひとつ」、
つまり「様々な出会いの中で生まれるもの」として考えられていたのかもしれません。
そして「仕合わせ」という字をよく見ると、
お互いを「仕え合う」と書くのです。
夫婦として歩んでいく人生の中で、これから色々な「出会い」があるけれど、
お互いを支え合い、労りながら、
小さなHapinessを重ねていけたら素敵なのではないかなあと思いました。
喜びや苦しみ、そんな様々な仕合わせを紡ぎ合って、
一枚の大きな布を作っていって下さいね。
ご結婚おめでとうございます。