真っ青な空、肌をじりじりと焼く日差し、白い建物、光が佇む地中海。
“Expectations (1885)” by Lawrence Alma-Tadema.
ギリシャやローマの絵で一番最初に頭に浮かぶのが、
ローレンス・アルマ-タデマ氏の魅力的な女性たちのもの。
どこか華やかなパステルカラーがノスタルジアを醸し出して、
繊細で、大好きな画家のひとりです。
☆☆☆
イタリア、ギリシャ、トルコを駆け抜けて帰って来た友人から、
ロクムとギリシャのチョコレートを貰いました。
2週間かけてクルーズで回ったという場所の中には、
私の知らない土地の名前もあって、なんだかものすごくドキドキしました。
彼女の家で写真を見せてもらいながら、トルココーヒーをご馳走になりました。
以前にも飲んだことがあったけれど、
豆はインスタントコーヒーを更に細かくした感じのもので、
お湯で煮溶かしただけなのにすでにミルクを少し足したかのような色合い。
全部飲み干さないで、上澄みだけを飲むようにします。
トルコ語では「テュルク・カフヴェスィ Türk Kahvesi」というそうです。
こちらはロクム。
トルコ語で「lokum」
英語では「Turkish delight」
C.S.ルイスのナルニア国物語シリーズの「ライオンと魔女」で、
主人公のひとりであるエドムンドが魔女に出してもらう
柔らかいゼリーのようなお菓子がこれでした。
子供の頃、このお話も大好きだったのでよく覚えています。
このお菓子、毎年クリスマスに義母が買うものなのだけれど、
いつも食べるものはフルーツの味でもっとカラフルでした。
今回お土産で頂いたのは、ゼリーの中にナッツが入っていて、
そのまわりをココナッツでコーティングされているのです。
うーん、甘い!
“A Coign of Vantage (1903)” by Lawrence Alma-Tadema.
シシリー島、アテネ、ロードス島、セルチュクのエフェソス、ナポリ、ローマ・・・。
“The Coliseum (1896)” by Lawrence Alma-Tadema.
ローマのコロッセオを見たのも、丁度一年くらい前のことでした。
疲れた足を引きずりながら歩いた石畳の道の上で、
すぐ側に存在する遺跡の壮大さと、町との異様な一体感を目にしながら、
歴史という言葉の重みを感じました。
ブータン、モロッコ、アルゼンチン、ロシア・・・行ってみたい国が沢山あるけれど、
いつか「飛んでイスタンブール」を熱唱する母と一緒に
トルコやギリシャやエジプトなどの文明発祥の地を見て回りたいです。
写真に映った友人たちの顔は、地中海の陽に焼けていたけれど
みんなとても楽しそうでした。