八百屋さんでパプリカを吟味していたら、どこからか南国の香りが。
キョロキョロまわりを見渡したら、小さなグアバを見つけました。
ふつうのグアバは中がピンクだけれど、
これはイエロー・ストロベリーという名前らしく、中も黄色だそう。
お店の人に聞いてみたら、皮のまま食べれるとのこと。
その甘い香りに抵抗できず、朝のジュースに加えようと思い買ってきました。
もっと黄色くなるまで待つように言われたので、しばらくは眺めるだけ。
子どもの頃家族旅行で行った八丈島で食べてすっかり好きになったグアバ。
数年前仕事で行ったブラジルでは、
毎朝道にフレッシュジュースを売るカートが立っていました。
私はホテル住まいだったので毎朝ホテルのビュッフェで
フレッシュジュースを楽しみましたが、
道ばたで飲むのも美味しかったんだろうなあ。
小さなグアバを器に盛っていたら、
中学生の頃に授業で読んだ梶井基次郎の「檸檬」を思い出しました。
主人公がこっそり本屋さんの画集の上に檸檬を置いて出てしまうシーン、
けっこう気に入っていたんだった。