Friday, March 25, 2011

After the Quake

2日ほど前のMSNで「勇気をくれる村上春樹の小説」という記事が載っていました。
そしてそこには「*文体こそ淡々としているものの、本書には被災地へ向けたありったけの哀悼とエールが込められているに違いないのだ」と書かれていました。
 *MSNトッピックス「勇気を与えてくれる村上春樹の小説」コエヌマ カズユキ著(2011年3月23日) 

記事の中で取り上げられていた新潮社の本「神の子どもたちはみな踊る」は、
阪神大震災を扱かっています。


私はその英語版 After the Quakeを読み、
そして一昨年のクリスマス前には「πTheatre」の演劇(題名同じ)を観に行きました。
その劇は「神の子どもたちはみな踊る」の中の短編、
「かえるくん、東京を救う」と「蜂蜜パイ」が合わさったものでしたが、
確かに「哀悼とエール」がその中に込められている気がしました。
(彼らの意図はどうであれ)
たくさんのことを考えさせられる本です。

 フランスでジャーナリストをしている友人から、
NYタイムズのリンクが送られてきました。
「君の好きな村上のメッセージだよ」と。
 読んでみたら、村上春樹氏ではなく村上龍氏の書かれた投稿文でした。村上違い 笑。
 でも読んでいて元気を貰えたので、ここにも載せておこうと思います。

 “But for all we’ve lost, hope is in fact one thing we Japanese have regained. 
The great earthquake and tsunami have robbed us of many lives and resources. 
But we who were so intoxicated with our own prosperity have once again planted the seed of hope.” 「Amid Shortages, a Surplus of Hope」By Ryu Murakami 
New York Times the Opinion Pages. Published on March 16, 2011) 

今回の事で、日本は本当にたくさんのものを失ってしまいました。
でもそんな私たちが再び手に入れたもの。
それは、村上氏が言うように「希望」だったのかもしれないのです。
これからの、日本への。