熊澤尚人監督、麻生久美子と岡田准一主演の「おと・な・り」を観ました。
1枚の壁を隔てたアパートに顔を会わすことなく暮らす、
写真家と花屋で働く女性の恋物語。
何の変哲もないような日常からお話はゆっくりと始まるのですが、
見終えて、こういう恋もいいなあとまったりできました。
ラジカセを聞きながらフランス語の練習、洗濯を干すときに歌う曲、
ガリガリと音を立てて挽くコーヒー、部屋のドアを開ける音・・・
サブタイトルである「初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした。」
というのも響きが素敵です。
見終えて、こういう恋もいいなあとまったりできました。
ラジカセを聞きながらフランス語の練習、洗濯を干すときに歌う曲、
ガリガリと音を立てて挽くコーヒー、部屋のドアを開ける音・・・
サブタイトルである「初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした。」
というのも響きが素敵です。
2人が住む古いアパートもとてもお洒落で味があるのですが、
私がこの映画で1番気に入ったのは、最後のクレジット。
画面では黒地に白文字で出演者や制作者などの名前が流れる中、
音声だけ主人公2人のやり取りの会話が聞こえてきてそれがすごく愛らしいのです。
井口奈己監督の「人のセックスを笑うな」もそうでしたが、
ゆっくりな表情の中で育つ、
人が人に抱く感情を、アブストラクトに映し出す映画はとても好きです。
隣同士という意味での「おとなり」、音が鳴っている、
出ているという意味での「おとなり」。
ほんのり可愛い大人な映画です。
私がこの映画で1番気に入ったのは、最後のクレジット。
画面では黒地に白文字で出演者や制作者などの名前が流れる中、
音声だけ主人公2人のやり取りの会話が聞こえてきてそれがすごく愛らしいのです。
井口奈己監督の「人のセックスを笑うな」もそうでしたが、
ゆっくりな表情の中で育つ、
人が人に抱く感情を、アブストラクトに映し出す映画はとても好きです。
隣同士という意味での「おとなり」、音が鳴っている、
出ているという意味での「おとなり」。
ほんのり可愛い大人な映画です。