チーズとたっぷりのハーブを混ぜたふわふわのローフを作りました。
主人のサンドウィッチ用と週末のランチ用に2つ。
パンの表面の色付きがまだらなのは、油を均等に塗らなかったからです
(これは性格の問題)。
天然酵母じゃなくてイーストを使うので、
午後に夕ご飯用のパンが必要だと気づいたときにも簡単。
最近天然酵母がちっともうまくいかないので、酵母拒否中。
ところで、この前ネットでニュースを見ていたら
ジブリの次回作はなんと堀辰雄の「風立ちぬ」なのですね!
わ~楽しみ!見たいなぁ。
でも内容は小説通りではなくて、
堀越二郎さんという零戦で有名な航空技術者の方のお話をメインにしていたり、
堀辰雄の長編「菜穂子」の名前が使われていたり、
いろいろ盛り込んであるみたいです。
堀辰雄の原作はむかし読んだだけだけれど、
思い出すのは軽井沢の白樺やラヴェンダー、
サナトリウムの白さ、
そして雪の夜のように静かなヒロイン。
なんていうか、四季が移り変わりの描写が、
恋人たちの灯を少しずつ消していく儚さでいっぱいだったような気がします。
リルケという詩人を知ったのもこの小説でした。
「鎮魂歌」、まだ読んでないなぁ。
さっきWikiを読んでいたら、
ポール・ヴァレリーの詩「海辺の墓地」の一節を作者が翻訳したのが、
「風立ちぬ、いざ生きめやも」
という言葉だったと知りました。
フランス語だと“Le vent se lève, il faut tenter de vivre”
いつかヴァレリーの作品も読めるかな。
堀辰雄「風立ちぬ・美しい村 (岩波文庫 緑 89-1) 」