一昨年のお誕生日に主人がくれたお料理本とDVDは
ジェイミー・オリバーのものでした。
(彼のお料理本はこれで5冊目です。)
イタリア、ギリシャ、フランス、スウェーデン、
スペイン、モロッコのお料理がいっぱい。
パラパラ捲っているだけで満足してしまいそうになるような写真は、
カラフルで美しくてまるで旅の写真集のようです。
その中からモロッコのページを開いて、
アーモンドたっぷりのお菓子を作ってみました。
モロッコではマハンチャと呼ばれるこのお菓子は「ヘビ」という意味だそう。
今年は巳年なのでね…ヘビ、苦手だけど(。-_-。)
バターとアーモンド、ローズウォーター、ピスタチオにレモンの皮をたっぷり。
ほんとうはオレンジの皮も入るのだけれど、
なかったのでそこは省略し、
レモンの量を増やすことで勝手に解決。
ドライのローズペタルもいいけれど、手元にマーロウがあったので、
今回はマーロウの花を使いました。
ジェイミーさんはこれにオレンジジュースを使ったデイツのソースと
アイスクリームを載せていました。
私はアイスクリームなしだけれど、パイみたいでとっても合うと思います。
ソースは、オレンジジュースがなかったので、
りんごとデイツをコトコト煮て作ったソースをかけました。
ドライデイツなので甘くて、お砂糖なしで十分。
窓を大きく開けていれば、ふわ〜っと香るマハンチャの甘味とともに、
時たま吹くひんやりとした風が肌に気持ちいいです。
熱いミントティーと一緒にいただきます。
あまり好き嫌いがないので、どこの国のお料理も大抵は美味しいとかんじます。
なのでいろんな国のものを自分で作れたらいいな~と思っているのです。
でも研究するのは苦手なので、気分がのらないとなかなか…
お料理やお菓子づくりにおいては、「思い立ったら」が基本です。
モロッコのお料理本はもう一冊持っているので、少しずつ作れるようになるといいな。
今回使ったフィロは冷凍なので、前夜に冷蔵庫に入れて解凍しておきました。
この日の夜は、残った生地でおつまみにサモサを作りました。
本来のサモサの皮よりサクサク軽くて食べやすいので、
我が家ではフィロを使う方が多いです。
憧れのモロッコ、マラケシュを歩くジェイミーさんの姿を追いながら、
もう製造されていないコセマの食器が、やっぱり欲しいなあと思ってしまうのでした。