Sunday, November 1, 2009

Across the Universe

Living is easy with eyes closed,
misunderstanding all you see.
It's getting hard to be someone but it all works out,
it doesn't matter mush to me.
Strawberry Fields Forever” by the Beatles

33曲のビートルズのオリジナル曲に合わせて
揺らいだ60年代のアメリカをミュージカル調に描いたこの物語は、
リヴァプールの海辺で主人公であるジュードが
アメリカで出会った少女について語るところから始まります。
父親を捜す為にアメリカへ渡り、
そこでお金持ちの息子マックスとその妹のルーシーに出会ったジュードも、
時代の波に流されながら夢と現実の違いを体感してゆく

カラフルでボヘミアンな映画です。
社会的地位、ベトナム戦争、徴兵、平和へのデモ。
アメリカンドリームと信じられた虚構の中で、

夢、名声、愛、自由、正義、民主主義を求めた
ヒッピー全盛期の若者たちの生と友情と愛。
時代背景はもう50年近くも前のことなのに、
この映画が訴えるテーマが今の時代にも強く訴えかけているような気がしました。
時代を風靡したビートルズの歌った「愛」の必要さが、

今でもよく理解できるのではないかな。
私のお友達が「この世のすべての人に、
自分の家族を守りたいというそれだけの思いがあれば、
戦争なんてなくなるんじゃないかな」と言っていましたが、

私もそう思います。