Thursday, March 12, 2009

the Hours


ヴァージニア・ウルグの「ダロウェイ夫人」、
自殺、そして同性愛という3つのモチーフをもとに展開される、
3人の女性の物語。
不器用な彼女たちのたった1日を描いたちょっぴり悲しいお話でした。
 人間の弱さや恐怖は、現代の私たちの誰にでも起こりうる精神奔走。
「自分の幸せのためか他人の幸せのため、
どっちのために生きることのほうが良いことなのか」 
人は誰しも、そんな問題に突き当たることがあるんだろうな。


—あの時私の幸せがこれから始まるんだと思ってた。
でもそれは違った。あの瞬間こそが幸せだった— 

映画の中でメリル・ストリープ扮するクラリッサが最後に呟く言葉が、
頭の中でぐるぐる回っていました。