今年の6月にBSで放送されたドキュメンタリー
母に頼んで録画してもらいました。
スウェーデンの明子さんもブログに書かれていますが、
これは2008年にフランスのArteがドイツやカナダの出資協力を得て制作した
アメリカの「モンサント社」についてのドキュメンタリーです。
最近よく耳にする遺伝子組み換え問題についての疑問が投げかけられています。
このドキュメンタリーではモンサント社が売る商品について、
そしてその商品化に至る過程、結果、商品を使うことで起こる問題などを指摘し、
何故ここまでモンサント社が世界を侵略できるのかを、
フランス人ジャーナリストのマリー・モニク・ロパン女史の視線で解明していきます。
Photo credit: Local Growers Guide.
世界の90%の遺伝子組み換え作物が、
モンサント社の開発によって作られたものだということを、私は知りませんでした。
内容を書くと長くなるので省きますが、覚えておきたいことは、
アメリカやカナダのスーパーの食品の70%は、
何らかの形で遺伝子組み換えに関与しているということ。
また「より健全な食料の生産を助け、
農業が環境に与える打撃を軽減すること」をスローガンとしているその会社が、
農民の自給自足力を奪おうとしていること。
メキシコのトウモロコシや、インドの綿などが例に挙がっています。
(英語ですがこの記事を参考にどうぞ。)
確かに元来の農業方法を続けることは大変ですが、人間に撮って不可欠な食べ物を、
こんなに遺伝子を組み替えることが本当に許されていいものなのか。
私だったら、家族や自分の子供に(いないけれど)、
化学薬品漬けの食べ物を食べて欲しくないな。
明子さんが教えてくれました。
カナダのなたね油(キャノーラ)のほとんどは遺伝子組み換えだそうです。
私はこのことを知ってから、お家で使う油をすべて切り替えました。
なたねは安いけれど、今はグレープシードとオリーヴとごま油を使っています。
またカナダにおける遺伝子組み換え表示の義務化運動に、
ちょっとだけですが参加しました。
残念ながら可決されませんでしたが、
自分の住む地域の議員さんにメールをし、
ラベル義務化に賛成してもらえるようお願いしました。
せめて自分たちが買う食品の中に遺伝子組み換えが使われているのかどうかだけでも
知りたいなと思ったからです。
遺伝子組み換えについて、いろいろな意見があると思います。
でも私はそもそも遺伝子組み換えという理念が好きではないです。
ほんとうに遺伝子組み換えが世界の飢餓を救っているのかなあ。
皆さんはどう思われますか?
追記:英語なのですが、youtubeで見つけました。