Thursday, June 10, 2010

6th Arrondissement: Église Saint Germain des Prés


パリ最古の教会であるサン・ジェルマン・デ・プレ教会は
ロマネスク様式でゴシックに比べたら地味なのですが、
教会内はきらびやか。
華やかなブルー・グリーンの壁に輝くパイプオルガン。
今にも聖歌が流れ出しそうなほどでした。 
スペインから持ち帰った聖遺物を納める為に造られた修道院の教会として
542年に創建されたそうです。
ところでこの教会は「のだめカンタービレ ヨーロッパ編」でのだめちゃんが
男の子とモーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を聴いていた場所だそう。
アヴェ・ヴェルム・コルプス、たった46小節しかないけれど、
大好きなモーツアルトのミサ曲です。


この教会には素敵なお庭もありました。
ひっそりとしていたけれど、
教会の入り口向かって左側には、詩人アポリネールの像も建っていました。
 レリーフもカラーも、とっても好きな感じです。

Wednesday, June 9, 2010

7th Arrondissement: Musée d'Orsay


私にとって、いちばん身近な画家たちの作品が集まるオルセー美術館。 
日本人に一番人気なのも、やはりこの美術館だそうです。
主人はゴッホの「星夜空」、
私はギュスタヴ・モローの「オルフェウス」が見たくて
楽しみにしていました。


ゴッホが大好きな主人は
「星夜空(1888)」のほかにも 1889年の「自画像」
「オーヴェールの教会」「アルルのゴッホの寝室」などを見ることができ、
とても喜んでいました。
フェルメールもそうなのですが、ゴッホの出すブルーとイエローもとても素敵。


ギリシャ神話に出てくる悲しい吟遊詩人オルフェウスの死を描いた
モローの「オルフェウス」。
トラキア(現トルコ)の少女が殺されたオルフェウスの首を持っているという
恐ろしい題材ですが、この色合いがとても好きです。
彼が琴を弾くと、神々だけでなく動物たちもがその音に聞き惚れたと言いますが、
一体どんな音楽を奏でていたんだろう。


他にもゴーギャンの「タヒチの女」やカイユボットの「床削りの人々」をはじめ、
クロード・モネ、ルノアール、セザンヌ、シスレー、ドガなどの有名どころがぞろぞろ。
とくにバルビゾン派のミレーの作品は「落穂拾い」や「羊飼いの少女」など、
優しく淡い色合いで素敵でした。
 ルノアールの有名な「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の前には人集りが出来ていて、中々見ることが出来ませんでしたが、とても大きい作品でした。
ルノアールはウキウキしてしまう色使いが素敵ですね。

 元々駅舎だったらしく、その面影として大きな時計が飾られていたり、
ガラス張りの壁だったりと雰囲気もとてもよく、楽しい美術館。
行ってよかったです。


ひとつだけ残念だったのは、「罪と罰」という特別展が見られなかったこと。
ミュージアムパスでは特別展には入れないのです。
時間があればツケットを買うのに並んでもよかったかな。

Tuesday, June 8, 2010

18th Arrondissement: Sacré-Cœur


白亜の寺院と呼ばれているサクレクール寺院を見てみたくて、
モンマルトルの丘へも行きました。
寺院はロマネスク・ビザンチン様式で、
まるでロシアとインドの宮殿を合体させたかのよう。
サクレクールとは「殉教者の山」という意味なんだそうです。

モンマルトルに来た日は一日中雨でした。
サクレクールから見るパリは雲がかかってしまっていたけれど、
傘をさしながら歩くパリもなんだかお洒落かなって思います。
丘からは雨のパリを眺めました。
パリって、建物の色までシックで大人っぽいんですね。


18th Arrondissement: Montmartre


パリで一番高い場所、芸術の丘へ。


どうして、どこもかしこも絵になるんでしょう。
モンマルトル!
親近感があったモンマルトルでは、映画「アメリ」のロケ地を見て回ったり、
主人が好きなゴッホのアパルトマンを訪ねたりしました。
坂や階段が多いアーティストが愛した場所。
隠れ家のようなモンマルトルで、
ゴッホやローランサン、ピカソやサティは
どんなインスピレーションを受けていたのかな。

Monday, June 7, 2010

4th Arrondissement: Cathédrale Notre-Dam


サント・シャペルのあとは「我らが貴婦人」という意味の
ノートルダム寺院へ向かいました。
 正面からはウサギの耳のように見える大聖堂で
パリのゴシック建築を代表する建物ですが、
裏から見ると正面とはまったく異なる形をしているんだそう。
ローマ・カトリック教会の大聖堂で、
ルーブル美術館で観たダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠式」も
このノートルダム大聖堂で行われたのだそうです。
1991年には世界遺産に。

 院内を歩きながら、「ノートルダムの鐘」のストーリーを思い出していました。 
カジモトとエスメラルダ。
ロミオとジュリエット同様、とことん不毛なユーゴらしいお話ですが...

たくさんのステンドグラスに囲まれ、まるで夢の世界。
ここが宗教の場ということが、信じられません。

サント・シャペルの奥にはコンシェルジュリ Palais de la Cité Conciergerieがあります。
マリー・アントワネットが投獄されていた場所ですが、牢獄なのに美しい建築!
歴史ってとても切ないものですね。 


ステンドグラスを堪能したあとは、セーヌ河へ。

これはコンコルド橋から見たセーヌ河岸の景色です。 
セーヌ河岸も世界遺産のひとつであり、
サント・シャペルやノートルダム、
そして河にかかる橋もすべてその中に含まれているそう。
すごいなあ。 


ベンチも沢山あるので、水を見ながら一休みしました。 
セーヌ河にかかる橋で、時の流れを見つめる人々がたくさんいました。
仕事の合間や疲れたときにこの河を見つめて、
パリの人々は一瞬でも勇気づけられてきたのかな。 
天気が冴えなかったのがちょっぴり残念だけれど、とても景色がよかったです。



アルコール橋を渡ると見えてくるのが、パリの市庁舎(Hôtel de Ville)です。
フランス国旗の色合いもいいせいか、すごくカッコいい。
ほんと、どこに行ってもゴシック建築が見られてしまうのがパリなんですね。 
市庁舎の前にも可愛い回転木馬があり、
子供たちがくるくると回りながらお母さんたちに手を振っていました。 
回転木馬ってなんだかパリって感じがしますね。

4th Arrondissement: Sainte Chapelle

上の写真はサント・シャペル教会の隣の裁判所です。  

メトロに乗ってシテ島のサント・シャペルへ行き、
壁一面に光るステンドグラスを眺めました。


入り口の横にある細い階段を上っていくと、ハッと息を呑むほどの美しい光が。
壁一面のステンドグラスは聖書のお話を元に造られたもので、
1134枚に及ぶそうです。 
キラキラ輝いていて、とっても素敵。
ステンドグラスを通して入ってくる光が、
まるで自分の身体を被っていくような感覚を覚えました。
神々しいとはこういうことをいうのかな。 

こちらは15世紀につけられたという薔薇窓。
細かい!

「聖なる礼拝堂」という名前のこの教会は、
キリストの聖遺物を安置する為にルイ9世によって建てられたもので、
完成は1248年ととても古いそうです。
2階建てですが、昔は礼拝堂である1階にしか入れず、
上は王室貴族の部屋として使われていたのだそうです。 
戦時下や革命中に1階の壁や尖塔、遺物はぼろぼろに壊されてしまったのに、
ここのステンドグラスは無事だったそうです。
なんだか奇跡みたいなお話。


 上はサント・シャペルの側面と塔。
ギザギザしたデザインですが、塔の模様がレースみたい♪
ミュージアムパスを所有していて唯一並んだのがこのサントシャペルだったのですが、
待つ価値は十分にあると思います。
ゴシックの宝石の名前の通り、素晴らしかった。
パリに来たら、また訪れたいと思います。

Sunday, June 6, 2010

1st Arrondissement: Louvre


朝一で向かったのはルーブル。逆ピラミッドのある地下の入り口から入りました。
ああ、またもや「ダ・ヴィンチ・コード」オールオーバー 笑。  
最初にドノン翼へ向かうと、「サモトラケのニケ」が出迎えてくれました。


作者不明のあの顔のない天使像。
ギリシャ神話に出てくる「勝利の女神」だったというニケ、
いったいどんなお顔をしてたのかしら。


その後の13世紀から17世紀までのイタリア絵画は、
ダ・ヴィンチの「モナリザ」をはじめ、  ラファエロ、ヴェロネーゼ、
コレジオなどの作品が満載のコレクション。
ダヴィットの「ナポレオン1世の載冠式」と「レカミア夫人」、
ドラクロアの「民衆を率いる自由の女神」、
アングルの「グランドオダリスク」などの傑作が並ぶフランス絵画のアイル。
 「ミロのヴィーナス」を筆頭に、古代エトルリア・ローマ美術、
16世紀から19世紀のイタリア彫刻、17世紀から19世紀の北ヨーロッパ彫刻、
更にはアフリカやアジア美術まで。
彫刻はカノーヴァの「エロスとプシケ」やミケランジェロの「瀕死の奴隷」に感激!
彫刻は5世紀から19世紀までのものが保存されているので、
その移り変わりを観て歩くのもいいかもしれない。

途中で朝ごはん。
早すぎてカフェが開いていなかったので、キオスクのようなところでクロワッサンを。
キオスクでも美味しかった!


朝ごはんのあとはシュリー翼まで行き、
古代ギリシャ、東方美術、メソポタミア美術を。
見てみたかった「ハンムラビ法典」も見つけました。
懐かしき中学の歴史の授業!


宗教画に金箔溢れるルネサンスの絵画や調度品。 
フランドル派、オランダ派、14世紀から17世紀、18世紀から19世紀のフランス絵画。
フェルメールもコローもアングルもそこにいて、言葉が出ませんでした。
マリー・アントワネットの肖像を書いたことで有名な
女流絵描きのルブランの絵がとても素敵だったな。 


 ルーブル美術館には5時間半いました。 
よく「ルーブルは1日では見られない」と言うけれど、全くその通りでした。
美術が大好きな私でさえ、展示物の多さと館内の広さに苛立ちを覚えたほど。 
 日本語で何と表現していいのか分からないけれど、
主人曰く「I cannot consume all the greatness.」でした。 
 帰りは正面入り口から退館したのですが、その後しばし無言。
凄すぎて、何と言葉にして良いのか分からなくて。 


でもパリにいる人は幸せだなあ。
だってパリに住んでいれば、あの美術館を少しずつ、何度でも訪れて、
それぞれの作品を心から熟思することが出来るのだから。 
見学は大変だったけれど、
すり減った階段や、抜けそうな床をはじめ、ドーム型の天井窓や豪華な白い階段など、
大きな宮殿だったルーブルの建築も豪勢で溜め息もの。
やはりパリに来たらば訪れずにはいられない宝箱とは、
この美術館のことなのですね。