あたらしい葉がちょろちょろ出ています。
明るい爽やかなグリーン。
(↓)数日前まではほんの少し芽が出ていた程度。
買ってきたときはただの蔓だったんですよ。
いつもより念入りに玄関を掃除し、お花を一輪飾り、盛り塩で清めたあと、
グレーのような紫のお香に火を点けました。
煙を燻らせるの「くゆらす」という言葉が、すごく好きです。
くゆらすとは煙を立てるという意味ですが、
私のイメージでは、ゆっくりゆっくりと、薄い煙が立ち上っていく感じ。
新年なので、ほんとうは新しいパッケージの香を開けるのがいいのですが、
家のまわりにまだ雪が残っているので、「雪ノ下」という名前のものを選んでみました。
雪ノ下とは鎌倉に今でも残る町の名前です。
お店によると、
雪ノ下とは鎌倉時代の政治の中心だったところで、
武士が嗜みをイメージしたものだそうです。
たしかに、華やかというよりは凛々しい、男性的な香りかもしれません。
木曜日は街中が霧に包まれていたそう。
おうちから見た山際は雲が横に伸びていて、海がかくれんぼをしていました。
鬼頭天薫堂「雪ノ下」