Wednesday, October 27, 2010

Golphis


ファミリーレストランタイプのピザが食べたいということで、 
ポート・ムーディの「Golphis」へ行きました。 
看板にはステーキとロブスターの店と書かれているのですが、
実際はピザが売りだそうです。 
店内はものすごーく80年代っぽくて、びっくりしました。 
アップタイザーにエスカルゴとフレンチオニオン、
にはピザとベークド・ラザニアを頼みました。 
運ばれてきたピザがケーキスタンドにのっていたのには笑ってしまいましたが、
 チーズたっぷり美味しかったです。

Sunday, October 24, 2010

Body Worlds & the Brain

日曜の午後は、メインにあるScience.Worldへ「Body Worlds」を見に行って来ました。
数年前にこの展示会がバンクーバーを訪れたときは見逃してしまったので、
今回は絶対に見たいと思っていたのです。
でも主人はもちろん、周りで見に行きたいという人がおらず、
やっと行ってもいいよ〜と言ってくれる友人と行きました。


展示されている人体部分は本物です。 
これはプラスティネーション(又はプラストミック)という技法を使った人体標本で、
人体の脂肪や水分をプラスティックに置き換えることで、
常温で半永久的に保存出来るというもの。
この技法はポーランド生まれのドイツ人、
グンター・フォン・ハーゲンスによって1977年に発明されたものだそうです。
それまでは臓器などをホルマリンに漬けて保存していたので、
匂いもひどく、保存も大変だったようですが、
プラスティネーションは匂いもまったくしないのです。 
しかもそれを一般人の目に触れさせるというのだから驚きです。
今回のハイライトは、前回の展示会ではなかった「脳」の展示でした。
心理学専攻だったので、ものすごく興味深かったです。

 本物の人体を使った展示については色々な議論が上がっているそうですが、
赤ちゃんの成長過程や、肥満の人の脂肪層、ニコチンで冒された肺など、
実際に目にすると、自分の身体への思いというか、
考え方もまた変わるように思います。
これまで3回自殺を試みた少女が、
この展示会を見て二度と自殺をしようなんて思わなくなったという話が
日本であったとも聞きました。
ほんと、これを見ると、人体の凄みを目の当たりにします。

せっかくの機会なので、
脳や筋肉を含め、人間の身体にに興味のある人は一度目にして頂きたいと思いました。


展示会のあとはガスタウンへ行き、
メープルシロップのお店を覗いてみることにしました。
 「Maple Delights」というお店で、メープル関係のお土産を扱っているお店です。
店内はメープルらしくオレンジや赤を使ったディスプレイ。
たまにこういったお土産屋さんを覗くのも楽しいですね。
 せっかくなので、メープル・ラテを飲んで来ました。

Wednesday, October 20, 2010

Into the Wild

“I was surprised, as always, by how easy the act of leaving was, and how good it felt. 
The world was suddenly rich with possibility.” 
 Chris McCandless
Photo via People Magazine. 

古本屋を何軒も回ってやっと見つけた「Into the Wild」を読み終えたのは去年のこと。
ショーン・ペンによって映画化されたのでご存知の方も多いでしょうが、
賛否両論ある中、私にはどーんとくる衝撃がありました。
このお話は第三者によって語られる一種の自伝です。
1992年に行方不明になった青年が、
アラスカの奥地に捨てられたバスの中で死体となって発見されたという、
この辺りでは特に珍しくない事件のひとつ。 

ヒッチハイクで北米を横断し、
最終目的地であるアラスカの大自然の中で
たったひとりで生活することを決心したクリス。
金銭的に恵まれた家庭で育った優秀な青年が
何故彼は家族も目の前の輝かしい未来もすべて捨てたのか。
彼の場合は親への不信と物質主義、
そしてすでに用意された人生への不義からものでした。
でも彼が抱えていたような葛藤って裕福貧乏関わらず、
ほとんどの人間が抱えて生きているのかもしれないけれど。 

「馬鹿だなあ」と彼を嘲笑するのは簡単だけれど、
クリス青年は約2年間、
アラスカの僻地で狩りをしながら生きていました。
(直接の死因は飢餓や凍死ではなく、食料の一部として摂取した種の中に生えていたカビだったそう。)
そしてサバイバルを通して、彼自身が知りたかった何かを悟ったのです。
 ボリス・パステルナークの「ドクトル・ジバゴ」という本の余白に
クリスが書いたパッセージは
“HAPPINESS ONLY REAL WHEN SHARED.”  
人間はひとりでは生きられない、ということ。

私は彼の人生を肯定も否定もしないけれど、
すごい生き方だなと思いました。
だって、夢を持てと大人は言うけれど、
その夢を実際に叶えてきた人はどれだけいるのでしょう。
青年を馬鹿にしたり、嘲笑ったり、怒ったりせざる得ないのは、
夢を追いかけることの難しさを悟ってしまった人間の、
彼に対する恨めしさなのではないのかな。
彼に自分にはない強さを見たからなのではないのかな。

幸せとは「生きるということそのもの」なのかもしれないと、
最近よく思います。
自殺と言う意味ではないけれど、
本を読み終えたとき、
青年は来るかもしれない死を受け入れていたように感じました。

 “He was looking for more adventure and freedom than today’s society gives people.” 
 “…at least they tried to follow their dreams. 
That’s what was great about them. They tried.
 Not so many do.” 
 Into the Wild by John Krakauer *Krakauer, J. (1996). 

Monday, October 18, 2010

Hediard’s Earl Grey

“He boils milk with fresh ginger, a quarter of a vanilla bean, 
and tea that is so dark and fine-leaved that it looks like black dust. 
He strains it and puts cane sugar in both our cups. 
There’s something euphorically invigorating and yet filling about it. 
It tastes the way I imagine the Far East must taste.” 

"Smilla’s Sense of Snow" by Peter Høeg  



今まで飲んでいたアール・グレイの茶葉がなくなったので、
パリで買って来た紅茶缶のひとつを開けました。
エディアールのもので、私は初めて飲む紅茶ブランド。
 せっかくなので、友人の家で一緒に飲むことにしたら、
友人がとっても気に入ってくれたので、缶はそのまま彼女の家に置いて来ました。
赤に黒字のボディがカッコいい缶です。

Tuesday, October 12, 2010

Weekend on the Coast


サンクスギビングだったので、主人のお義母さんのところへ行きました。
土曜日の夜にはいつものように大きなターキーを焼いてくれ、
お腹がはち切れそうになるまで食べました。
お料理の上手なお義母さん、ターキーの焼き加減も最高でした。
また手作りのスタッフィングも完璧!
ちなみに日曜日の夜はハムでした。
 お義母さんの家に集まるとうちは必ずゲーム三昧になるのですが、
特にトリビアゲームと呼ばれるボードゲームが一番人気。
でもはっきり言って大嫌い。
今まではひたすら耐えてきたけれど、
このときばかりは飲んだワインに身を任せ
「私、実はトリビアゲーム大嫌いなんです宣言」をしてみました。
あちらこちらからブーイングが飛び交ったけれど、
そう宣言したおかげで、
トリビアゲームが苦手のお義父さん(いつもビリから2番目)がすかさずトリビアを片付け、
ゲームはボードからトランプ系へと切り替わりました。
実はトランプ系は意外に強い私と義父なのです。ふふふ。

 滞在2日目はお義父さんが作ってくれた朝食を食べたあと、
まずは前回見つけたビーチ、 Ocean Beach Esplande へ行きました。
波は静かだったけれど、大きな魚が水面からぴょんぴょん飛び出すのが見えました。
ビーチで1時間ほどまったりしたら、今度はギブソン・ランディングへ。
レストランやブティックが並ぶ小さな港。
お店を覗いたり水辺を歩いているだけでも楽しいです。
ボートハウスもすごく可愛くて、
水の上に浮いているお家も楽しくていいなと思いました。
この日「Daffadowndilly Gallery」というところで、
パインコーン(まつぼっくり)のブックマークを買いました。
パインコーンを切って固めただけのシンプルなもの。
今まで幹や樹皮などを固めた木細工は見たことあったけれど、
パインコーンは初めてだったので、面白いなあと思いました。

そのあとも私と主人はシーシェルの先までドライブし、
ハーフムーンへ。
 Coopers Green Regional Parkはまるでプライベートかのように、人が少なかったです。
島にはたくさん公園があって、まるで自分のお庭かのように歩けるので、
こういう場所に住むのもいいなあ。

 ロングウィークエンド最終日は朝早く義母の家を出、フェリー乗り場へ向かいました。
家を出るときはみんなはまだ寝ていたので、音を立てないようにこっそり出ました。 
 サンクスギビングのような特別なウィークエンドの最終日は、
フェリーがとても混むので、早めに出たのです。
でも早すぎて、前から4番目に到着。早すぎた~。
でもお昼頃に家を出たお義兄さんたちは、混んでいて
2つもフェリーを見送らなければならなかったそうです。

Friday, October 8, 2010

Pasta Polo


引っ越したばかりの友人のお宅へお邪魔しました。
リビングからお庭に出られるようになっていて、
ポーチではガーデニングを楽しんでいる様子。
ハーブを植えたり、トマトを育てたり、楽しそうで良いなあ。

ランチには 
オーガニックの野菜やパスタを使っているというイタリアンレストラン
Pasta Polo」へ連れて行ってもらいました。
私はラビオリにしてみました。
見かけよりボリュームがあって、
付け合わせのパンもハーブが効いていて美味しかったです。 

Thursday, October 7, 2010

Spiral Tunnels & Yoho National Park

ルイーズ湖を見たあとは、BC州方面に戻ることにしました。
その途中でも、いくつかの公園で立ち寄りました。
景色はどれも似ているけれど、それはロッキーの特徴ということで。
また、AB州からBC州に入る手前で
バンフ国立公園からヨーホー国立公園へと変わります。


最初に車を降りたのは、
まだバンフ国立公園内にあるスパイラルトンネルが見えるルックポイント。
ズームで取っているので近く見えますが、実際はものすごく遠い場所にあります。 
 今年で100周年を迎えた線路は、今でも現役。 
 昔と変わらず大きく聳え立つロッキー山脈。
ここに線路をつくるということは、
1800年代後半当時はものすごく無謀な挑戦に思えたことでしょう。
政府からのプレッシャーもあり、
エンジニアたちは死と隣り合わせになりながら線路の建設に力を注いだそうです。
何人もの犠牲者を出した「大きな丘」は、
1909年にスパイラルトンネルと名付けられ、
1月より運行を開始したそうです。 
この日は運良く、山壁のレールを走る貨物列車を見てきました。
100年以上も前に作られたトンネルは、
ルックポイントから目を霞めて見るほど遠くにあり、とってもびっくりしました。
どうやってあそこまで機材を運んだんだろう。


そしてまた車で走り出し、気付けば「ヨーホー国立公園」内へ。
ヨーホーとは「すごい」という感嘆を表すインディアンの言葉だそうです。 
ほんとうにすごい景色!
 続けていくつか公園に止まったので、名前はわからないのですが、
ほとんどどこもだれもいませんでした。
素晴らしい景色をふたりじめ♪ 

  Playboyのうさぎのキャラクターみたい(^^)

Lake Faeder

Lake Faeder

  
帰りは行きとはルートを変えてメリットで1泊し、
ココハラHWYでバンクーバーへと戻りました。

ロッキー山脈、素晴らしかった!
自分でその壮大さを感じることができ、自然の魅力を堪能しました。
今度は計画をたててもっといろんなところに行ってみたい。
特にヨーホー国立公園をゆっくりと散策したいと思います。

Saturday, October 2, 2010

Canadian Rockies

 Bow Falls

 Bow Falls

カルガリーを後にして行った先は、念願のロッキー山脈。
よく分からないので、とりあえず「バンフ国立公園」の中へと入りました。
計画もせず地図も持っていなかったので、
てきとうに道路の標識を見ながら目に入ったところへ行ってみました。
時間の関係でハイキングやサイクリングはしないと決めていたので、
車で行けるところオンリー。
その中でまず行ってみたのがボウ滝です。
水の色が、
光の関係で空と水の色がまったく別物に見えるから面白いです。

Lake Minnewanka

Lake Minnewanka

Lake Minnewanka


 ボウ滝のあとは、山を天辺まで車で上って行きました。
頂上に湖があるのですが、そこはもうおとぎの世界のようでした、
 Lake Minnewanka  何と、マウンテンゴートを発見!!
まだ赤ちゃんのようです。近くに近づいてみたけれど、結構凶暴なんだそうです。
お顔が赤ちゃんじゃなくて、おじいちゃんみたいだけど(^^) 


湖から戻る途中で立ち止まったルックポイント。
黄色い葉っぱがとってもキレイで、秋に行けて本当によかったなあ。
光に当たると、黄色ではなく黄金のように輝くのです。 

Two Jack Lakeside Campground 


 ワイルド・ワイルド・ウェストのような景色を通りながら、
今度はルイーズ湖方面へ。

Lake Louise 

Lake Louise 

Lake Louise 

 ルイーズ湖リゾートに到着。
木々の間に佇むお城のようなホテルが有名なのですが、
このリゾートに来る道なりに面して立てられた赤くて可愛いコテージも沢山ありました。 
湖の色はエメラルドグリーン。
自然の力と優美さには、癒し以上の何かをもらえる気がしました。