Monday, December 28, 2009

Christmas Music


今年のクリスマスイブは、
ダウンタウンのSt. Andrew’s Wesleyにジャズを聴きにいきました。
 BC州が誇る3人の女性ボーカリストが集まり、
1時間ほどクリスマスにちなんだ歌を歌いました。
 ふだん聴くキャロルとはまた違った雰囲気で、とても素敵。
 ジャズは元々黒人(今はこれも差別用語なのでしょうか?)の方達が 
神様を讃えるために始めた音楽だそうで「神様の笑い声」という意味なのだそうです。
 そのあとは教会のすぐ側で光り輝くSt..Paul’s Hospitalのイルミネーションを見てから、
 また別の教会へ向かしました。


 バラードにあるChrist Church Cathedralでは、夜のクリスマスミサに参加しました。 
正教会なのですが、カトリックではなくプロテスタント色が濃いミサでした。 
ここにはパイプオルガンもあるのです。
キャロルを歌ったり、 キャンドルサービスを楽しんだり、ステンドグラスに癒されたり、
主人はいなかったけれど、素敵なクリスマスイブになりました。

Thursday, December 24, 2009

Things I Don't Want to Forget


あまり個人的な思いをブログに書くのは嫌なのですが、
忘れたくないので、書き残しておこうと思います。

バンクーバーにはたくさんのホームレスがいて、
 その多くの人がドラッグやアルコール問題に関与しています。 
この国の抱える大きな問題のひとつですが、
ものすごく根深い問題なので、 そう簡単には解決できません。
 このことについては、人それぞれ考えることがあると思います。 

私はホームレスの方を相手にした仕事をしているわけではありませんが、 
たまにある団体のお手伝いで、ホームレスの方達に食事を提供しています。 
私の役割は温かいスープを渡すこと。 
このスープは前々日に作られ冷凍され、当日ガスコンロで暖めてからサーブします。 
そのときに集まった方達とおしゃべりをしながらお昼をかけて数時間を一緒に過ごす。
 ただそれだけのことなのですが、
冬などは2時間程度でも両手が真っ赤になり鼻水が流れます。 

 中にはずっとしかめっ面をしている人、始終笑っている人と色々ですが、 
ずーっとしゃべり通しの人も多いです。
 そしてこういった行いを幸と感じて下さり、
楽しみにして来てくれる方もいます。
 「このときばかりが人と触れ合える時間だ」などと
話して下さるおじいちゃんもいますし、 若い男女も大勢います。 
 終わりの時間に近づくと、 
残ったスープを空きのコンテイナーに入れて持ってかえることが出来るのですが、
 彼らが次にそのスープを食べるときには冷たいままで食べるのかなと思うと 
何とも言えない哀愁を感じます。 
今日も若いお兄さんがパンを1袋持って帰っていいかと聞きに来たとき、 
まだ沢山残っていたので「もっとどうぞ」と言ったら、 
「ひとつで十分だよ」と言われました。 
そして何度も彼が「ありがとう」という姿が印象に残りました。 
そんな彼を見ていたら、持っているのにもっと欲しがる姿勢とか、
 人から頂いても感謝できない人が大勢いる中で、
私はどうだろうと考えました。
 私には家族も住む家も仕事も、そして一緒に時間を過ごせる主人もいる。 
暮らしは楽ではないけど、衣食住には困ったこともありません。

 ホームレスになりたくてなっている人もいれば、そうでない人もいる。
ドラッグやアルコールに関わっていない人もいる。
 だから周りの人が知ったかぶりをして、 
一言で「彼らはこうだから」と決めつけてはいけないのです。

この国に住んでいると、ホームレスの問題についての話題は
多かれ少なかれ誰もが口にすることでしょう。
だからこそ、もっときちんとした知識を持たないといけないのかもしれません。
 たった1杯のスープの中にも、いろんな人生と意味が隠されているのです。
そして自分が恵まれた環境にいられることを、感謝しなくてはならないのです。
忘れたくありません。

Happy Holidays!

It is Christmas in the heart that puts Christmas in the air.
W. T. Ellis


今年もまた平和を祈って。

Wednesday, December 9, 2009

After the Quake

「世の中の話を素材として文を書くことこそ、
 混乱する現代人を救済する力を持っている」 
村上春樹 (中央日報インタビューより)


After the Quake”
at 
Studio 16
Based on “Honey Pie” and “Superfrog Saves Tokyo” by Haruki Murakami
Adopted for the stage by Frank Galati
Directed by Craig Hall & Richard Wolfe
Produced by πPi Theater & Rumble Productions
はじめて生の演劇を見てきました。
ポスターで見てどうしても行きたくて仕方がなかったこの劇。
大好きな村上春樹さんの作品だったからです。
演目はこれまで40カ国語にも翻訳されている

『After the Quake』の中の2編を合わせたもの。
バンクーバーのインディーズ「πシアター」によるパフォーマンスです。
村上春樹氏の作品は、北米でもとても人気のあるのです。

劇場はこのフレンチカフェの中。
狭い店内には大きなドアがあり、その奥が小さな劇場になっていました。
そこの扉が開かないと誰も気付かないようなそんな風変わりなところ。
客席も100席ないんじゃないかな。
カナダでは上映時間ギリギリに客入りするのが普通なので
20分前に会場につくようにしたのですが、何とその時点でほぼ満席でした。
内容は詳しくは書きませんが、

2つの短編の合わせ方、大道具小道具の使い方など、
とてもよかったです。
役者は全員で5人。
その中のひとりはちいさな女の子でしたが、
他の4人は1人2役という難しい役をこなしていて、
最後の方になるまで、1人2役ということに気付かなかったほど
役の違いをはっきりと感じ取れました。
とくにサヨコ役のハラ・マナミさんは東京生まれの東京育ちだというのに、
英語がお上手でとても素敵でした。
一緒に出ていた女の子は娘さんだそうです。
今回のことでまた新たな芸術の領域に足を踏み入れ、
演劇というものにも楽しみを覚えることができました。
演劇って、ほんとうにエネルギーがいるものなのですね。
とっても楽しかったです。
Theater photos by Flickr by Pi Theatre Productions.

Tuesday, December 8, 2009

Birthday Walk


昨日は私の誕生日だったので、ダウンタウンでごはんを食べてきました。
 夜はキラキライルミネーションが輝くガスタウンとコールハーバーを歩きました。 
写真は新しくなったコンベンションセンターです。
 夜見るとなんだかカッコいい。
 ほんとうはずっとネオンを見ていたかったけど、
すごーく寒かったので、 家に戻ってからケーキを食べました。 
今年のケーキはティラミスです(^^)

Sunday, December 6, 2009

December


12月のこの忙しい時期、
お気に入りのティーハウスでひとり、
わざと時間を作って読書をする。


その夜観に行く劇を楽しみに。
そんな休息も必要です。

Saturday, December 5, 2009

Nagasaki Noodle


仕事の前に腹ごしらえ。
長崎チャンポンを食べに行きました。

Tuesday, December 1, 2009

Cupcakes


友人のところに遊びにいくときの手土産を買いに
可愛いカップケーキのお店に行ってみました。
とっても甘いのでレギュラーサイズは食べられませんが、
こちらのミニサイズなら一口でいけるかな。



Saturday, November 7, 2009

Sea to Sky


「海から空へ」という名前のついた高速を使って、スクウォミッシュまで行きました。
山の合間をくぐって走るので、高速といっても道はかなりガタガタです。
大きな岩山が周りを囲んでいる小さな町、スクウォミッシュ。
青い山がキレイ。

Sunday, November 1, 2009

Across the Universe

Living is easy with eyes closed,
misunderstanding all you see.
It's getting hard to be someone but it all works out,
it doesn't matter mush to me.
Strawberry Fields Forever” by the Beatles

33曲のビートルズのオリジナル曲に合わせて
揺らいだ60年代のアメリカをミュージカル調に描いたこの物語は、
リヴァプールの海辺で主人公であるジュードが
アメリカで出会った少女について語るところから始まります。
父親を捜す為にアメリカへ渡り、
そこでお金持ちの息子マックスとその妹のルーシーに出会ったジュードも、
時代の波に流されながら夢と現実の違いを体感してゆく

カラフルでボヘミアンな映画です。
社会的地位、ベトナム戦争、徴兵、平和へのデモ。
アメリカンドリームと信じられた虚構の中で、

夢、名声、愛、自由、正義、民主主義を求めた
ヒッピー全盛期の若者たちの生と友情と愛。
時代背景はもう50年近くも前のことなのに、
この映画が訴えるテーマが今の時代にも強く訴えかけているような気がしました。
時代を風靡したビートルズの歌った「愛」の必要さが、

今でもよく理解できるのではないかな。
私のお友達が「この世のすべての人に、
自分の家族を守りたいというそれだけの思いがあれば、
戦争なんてなくなるんじゃないかな」と言っていましたが、

私もそう思います。

Thursday, October 29, 2009

Orange


イエールタウンの赤煉瓦に調和する
燃えるようなオレンジの濃い色と言ったら!

Wednesday, October 28, 2009

Italian Grocery


パスタもオリーブオイルも種類がありすぎて、
いつもどれにするべきか迷ってしまうイタリアン食材のお店。

Sunday, October 25, 2009

Night is Short -夜は短し歩けよ乙女


“今やなんとか彼女の眼中に入ろうと七転八倒している。
私はその苦闘を「ナカメ作戦」と名付けた。
これは、「なるべく彼女の目にとまる作戦」を省略したものである。”
森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」より

この可愛い乙女な物語を書いたのは森井登美彦さんという男性作家さん。
舞台が現代の京都なのに、
何故だか両親のちょっと上の世代のお話を読んでいるような感覚に捕われました。
でもそれは今でも残る京都ならではの雰囲気なのだそうです。
私には分からない日本の表情なのかな。
それぞれのチャプチャーはどれも愛らしく、
作者特有の文体と共に特別な時間を過ごせました。
これを読んで京都に行きたくなったわと言いたいところですが、
私は神保町の本屋街に行きたくなってしまいました(東京出身なので)。
森井登美彦「夜は短し歩けよ乙女

Burnaby Lake


バーナビーレイクも秋。
秋の夜長を心待ちに。

Saturday, October 24, 2009

John Zorn「O’o 」


ジョン・ゾーンのあたらしいアルバムを見つけました。
レジのお兄さんに「好きなの?」と聞かれたので
「ジャケ買いなの」と答えると、ジョン・ゾーンについていろいろ教えてくれました。

ジョン・ゾーンは作曲家、サックス奏者、音楽プロデューサーなど
多くの肩書きを持つミュージシャンですが、
彼の音楽には境界線というものがなく、常に種々の違う音楽を扱っているため、
彼の作品をカテゴリー化するのはとても難しいのだそうです。
バイオレントでクレイジーなものも多く手がけたそうですが、
反対に彼の曲は抱きしめたくなるような一面もあり、
一言では言えないダイバースな世界そのものなんだそうです。
なんじゃそりゃ、と言いたくなるような説明でしたが
「このアルバムはすごくいいんだよ。
何かを抱きしめたくなる感じが曲の中に円満しているんだ」という独自の感想と、
全くの見ず知らずの私に対して言った
「君の好みの曲だから大丈夫」という言葉に安心して買いました(^^)
人を見る目があるんだなあ。
お兄さんの言った通り、とっても好きな曲調でした。
鳥の鳴き声の音色を題材として作曲された12曲は、
気付くと頭の中で静かに繰り返されているような優しいメロディが特徴。
ゾーンの昔の音楽を今から聴こうとは思わないけど、

素敵なミュージシャンを見つけました。
本でも何でも結構ジャケ買いが多いですが、あまりハズレたことがないので、
そういうところだけは勘がいい私なのかもしれません。
Album: O’o by John Zorn

Wednesday, October 14, 2009

Happy Thanksgiving!


キラキラ、ゴールドの葉っぱの神々しさといったら。

Friday, October 9, 2009

With You


まりこと以前よく一緒に遊んだイングリッシュ・ベイへ行きました。
彼女、留学時代もこのあたりに住んでいて、
よく友達と集まってパーティをしたものです。
この日は イングリッシュ・ベイが見えるパブにて
ローカルなビールを。
お店のお兄さんお勧めのスタンレー・パークという名前のものにしました。
まだお昼だったけど、再会のお祝いなので、
ふたりともパイントです(パイントはグラスよりも多いの)。
青空と海を見ながらのビールもたまにはいいね〜。 

18のときに会ったまりこは私よりもずっとお姉さんで、
彼女の見ている世界がとても大人っぽく思えて、
当時はたくさん背伸びをしたものでした。
今でも自分だけの道を歩き続けていて、やっぱりカッコいい彼女。
なかなか会えないけれど、出会えて本当に良かったと思う人のひとりです。
そして、いつまでも、ずっとあなたを尊敬していますと
心の中で呟きます。

Thursday, October 8, 2009

With You


友人まりこが、アメリカから出てきてくれたので 
フレンチカフェにガレットを食べに行きました。 
まりことはバンクーバーにやってきた時期が同じで、 
6年前に語学学校で出会いました。 
まりこと最後に会ったのは2年前の日本でのことで、 
そのときに一緒に暮らしていたアメリカ人のボーイフレンドと今年結婚し、
 今はサンフランシスコに住んでいます。 
まりこの結婚式の写真を見ながら、 
「はじめて会った頃は、お互いこうやって結婚するなんて思わなかったね〜」と。 
そういえば6年前はお互い別の人と一緒にいて 
まさか今のような人生をお互い歩むなんて考えてもみなかったことでした。 

8歳離れている彼女には、 今思うとずいぶん可愛がってもらいました。 
私にはそれまで20代のお姉さんが周りにいなかったこともあり、 
まりこに会ったことで、ほんとうに視野が広がったのです。 
すごくアクティヴなのに落ち着いていて、 マイペースだけどそれがカッコいい。 
私にとってものまりこはこれからもずーっとそんな人。 
ニコニコ笑顔の彼女は、今とっても幸せそうでした。

Thursday, October 1, 2009

Cumpari's Gelato


親友がカナダにいる間に、
イタリアンカフェのカンパリにジェラートを食べにいきました。
私はラズベリーレモネードとラムレーズン。
彼女はヌッテラとマンゴー。
時間を気にせずおしゃべりできること。
下らないことでも聞いてくれる人がいること。
いいね、こういうの。
いいね。


夏の名残にジェラート、かな。