Friday, May 31, 2013

Pastel


主人には「イースターっぽい」と言われてしまいましたが、
 紫と黄色のコンビネーションは子供の頃の密かな憧れでした。


黄色のワックスフラワーはハニーサックルのような甘い香り。
 ワックスフラワーは個人的にとても好きなお花なのでよく飾ります。 


黄色いワックスフラワーとカーネーションにチューリップ。 
アクセントには薄紫のスイトピー。 


 お花の色を見ながら束ねていく過程がとても好き。
 無心になれる時間のひとつ。

May


How was your May like?
Did you go somewhere nice?

Blue Yellow


ブルーとイエローの食卓。



Wednesday, May 29, 2013

Passion

(長文です) 

 5月29日の今日は私にとって特別な日。 
カナダで暮らしはじめて、今日でちょうど10年目なのです。 
10を指で数えてみると、両手が塞がってしまう。 
そんなにも長い年月、ここにいたのかと思うと、ほんとうに自分でもびっくりです。 
語学学校へ通って、ボランティアをしながら大学に入るためにTOEFLの勉強をして、 
大学に入って、死ぬほど勉強して、卒業して、 仕事をして、結婚して、
いろんな人に出会って、なんて長かった10年・・・ なーんて嘘です。 
あっという間の10年でした。 
先輩方からは「10年なんてまだまだよ!」って笑われそうですね(^^)


〜〜〜 

ミロッシュのセカンドアルバムを買いました。 
ファーストは「地中海」がテーマでどちらかというとメロウな落ち着いた選曲でしたが、
 今度のは「情熱」がテーマとあってラテンアメリカの音楽が詰まっています。 
全体的な印象としては
終始ジャンプしながら踊りまくるような「表に出す情熱」ではなく、 
まるで心の底から己の思いを絞り出すかのような「静かな情熱」な感じです。 
でも明るさも忘れてない・・・みたいな。 
ふう、すてき。どっちも好きだな。
 でもファーストに入っているタレガの
「涙」という意味の「ラグリマ」はいちばんのお気に入り。 
たった2分足らずのピースが心地よく、
自分の日々の躓きを許してもらえるような気がします。

 ファーストアルバムについていたDVDを見ました。
 ミロッシュはバルカン半島のモンテネグロ出身。 
そのモンテネグロ(元ユーゴスラビア連邦共和国/セルビア・モンテネグロ)にも衝撃を与えた 
ユーゴスラビア紛争を目の当たりにし
十分な物資がない生活の中で生きてきた彼ですが、 
両親の部屋で埃をかぶったギターを見つけたときから、
ずっとギターと人生を共にして来ました。
 13歳のときにフランスに招待を受け演奏旅行をしたことがあったそうですが、 
当時彼のご両親はお金をかき集めて、
彼にリサイタルで着るスーツを買ってくれたそうです。 
DVDには彼の子供時代の映像もありました。
 TVでギターを弾きながら歌う小さな彼がとってもかわいい。 
彼はいわゆる神童だったかもしれないけれど、
本物の音楽家になるために人一倍努力し、 
そして何よりも「やりたい」という思いを持ち続けて来たことがすごい。 
彼自身、「子供の頃の映像を見ていると、
その年齢であれだけの大きいことをやって来こと、 
そして自分がどれだけギターを弾きたかったのかということに驚嘆する」
と話していました。

 映像の中でとても印象に残っているのが、
「17歳で国を出たので、
 他の人のように自国に自分のルーツを十分に残すことが出来なかった」という言葉。 
この気持ち、すごくよくわかる気がします。 
ロンドンの音楽学校にどうしても入りたくて 
まわりに内緒でオーディションビデオを作り送ってしまった彼のように、 
私もどうしても外国に行きたくて、学校への手続きやホームステイのアレンジ、 
1からすべて自分でやったなあと。
 今思うと、それこそすごい情熱。すごい希望。 
そんな留学時代は楽しかったし、辛かったし、いろんな意味で自分を鍛えてくれました。 それでもふと、 
もし自分が日本に残って日本の大学に行っていたらと思うことがあります。 
ルーツの意味をすごく考えることもあります。 
自分で選んだ道だけれど、それでも、
日本にいればこんなに苦労することもなかったのに。 
もしカナダに来なければ、 日本の大学に通って、
アルバイトしたり、お洒落したり、どんなに楽しかったかな。 
日本での常識が通じない場所でやきもきすることも少なかっただろうし、 
寂しいっていう気持ちをこれほど味わうことはなかったんじゃないかな。
気付くと、そう感じていることがありました。

 でも最近、こう考えるようになりました。 
「もし」という仮定の世界を描いてみても 
その世界がこの現実の世界よりいいものだったかは分からないし、
 どんな道を選んでも、同じくらいのメリットとデメリットは存在したはず。 
楽しい、嬉しいという気持ちや達成感は 
「仮定の世界」と同じだけ「現実の世界」で感じ取って来たはず。 
だからこれまで自分がして来た選択は、けっして無駄じゃなかったはず。 

そんな私の思いを、映像の中のギタリストが分かってくれたような気がしました。 
(彼と違って何の功績も残していないし、
苦労も努力も彼の半分にも満たない私が言うのはずうずうしいのですが。)


あっという間の10年の間、ほんとうにいろんなことが変わりました。
 太ったし(><)
 ベタですが、その間私を支えてくれた日本の両親には感謝してもしきれません。
 いつもありがとう。そしてごめんね。 
でもこれからもここで頑張ります。

 〜〜〜 

ミロッシュのギターの音色は、
私のこの10年に「頑張ったね」「成長したね」と 
メッセージを送ってくれているような気がしました。 
やっぱり、ずうずうしいですね(^^)

Tuesday, May 28, 2013

From My Window Garden


去年楽しんだイングリッシュミントはすごい勢いで成長しましたが、
レモンバームもすごいです。
どんどん収穫していかないと大変なことになりそう。
天気があまりよくないので紫蘇は去年ほど勢いがありませんが、
それでもさっそく収穫して楽しんでします。
写真は収穫してすぐなので、可哀想な姿ですが・・・


ずいぶん前ですが、パイの作ったあとに残ったルバーブは
半分はジャム、半分は紫蘇といっしょに酵素ジュースを仕込みました。
ホームステイをしていた頃、
夏にホストファーザーがルバーブのジュースをよく作ってくれたのを思い出して。
 真っ赤じゃなくて赤紫っぽい、変わった色。
 お砂糖とお水だけでコトコト煮るだけなのに、美味しいジャムになるのだからステキ。


レモンバームは今のところハーブティーばかりにしています。
 作り方は簡単で、ハーブに沸騰したお湯を注いで5分蒸らすだけ。
 作ったらすぐにカップに注いで、ポットにお湯を残さないようにします。 
そうするのがいちばん美味しいと聞いてから、ずっとこの方法。 
ポットに淹れっぱなしだと苦くなったり、ハーブによっては土臭くなってしまうから。


おやつはいつものドーナッツ。


ごちそうさま。

Princess Blue


グリーンが溢れる、明るくて暖かい素敵なお宅へお邪魔しました。 

今回もお花を持って行きました。 
クリームがかった白のバラと ライトグリーンに赤のリムというちょっと
珍しい色合いのバラで またまたクラッチブーケにしてみました。
 両方とも 淡い落ち着いた色なので、リボンも淡いライトグリーン。
 写真のバラはそのときの残りです。

美味しいランチをご馳走になったあと、 
ガーデニングや植物のことを中心におしゃべりしながらのティータイム。 
ティーセットは大好きなロイヤルコペンハーゲンのフルーテッドプレイン! 
やっぱりティーポットもお揃いだと圧感!素敵だなぁ。


 ロイヤルコペンハーゲン、 私はプリンセスというシリーズを使っています。
 ロイヤルコペンハーゲンならこのパターンが派手すぎず
自分に似合うかなと思っているのですが、
 レースが繊細でとても気に入っています。 
 あるお友達がメガを使っていて、そちらはお料理がとても映えるのです。 
モダンなので主人にも似合いそうだし、
 母が好きなプレーンのパターンは王道だけれど 今回実際に手にとってみて、 
やっぱりティータイムには抜群に美しい…と改めて感じたのでした。 
いつかコーヒーセット (あるいはブレックファーストのセット)を
メガかプレーンのどちらかのパターンで揃えたいな〜と夢は膨らみます。

 食器、とくにティーカップがとても好きで。 
実家には母が若い頃に集めたいろんなカップがあって、 
どれを使おうか選ぶのが楽しかったのです。 
それが影響してか、
子供の頃の私もミニチュアのティーカップをコレクションしていました。 
しかも今と同じ、白地にブルーのものばかり。
青が好きなので、我が家は白と青の食器がたくさんです。 


Thursday, May 23, 2013

Under the Deep....


“たいていの人は向上したいと思う。
どこか素敵なここじゃない場所に行き、とっておきの出会いがあって、
まだ知らぬ最良の自分がいた--------となったりしないかなと無意識に願ってたりもする。
しかし本当に向上しているならそのとき、
前に進み自分にとっての未知の地を踏むと同時に、
帰るべき原点をも一層強く踏みしめているに違いない。
人は生まれてからの日々を、そういう風に生きているはず。”
井上雄彦「pepita」より

フラメンコ、闘牛、タパス、ガウディ。
そう、ガウディ。 

それが私のイメージするスペイン。 
 はじめてTVでサグラダ・ファミリアを見たときに 
なんて奇抜な建物だろうと思ったけれど、 
ガウディの建築は 自然との共存を目的としていたのだそう。


小学生の頃から大好きだった漫画家の井上雄彦さんの画集を、
 一昨年の発売日に母と1冊ずつ買いました。 
こっちに戻って来てから、 
主人といっしょに付録のDVDと照らし合わせながらじっくりと見ました。
 画集というよりは、スケッチ、エッセイ、旅行記をあわせた感じのもので、 
そんな井上氏がスペインで、ガウディの人生を辿ったら見えてきたこと。


“水に飛び込んだのは分かっていたけど、それがとてつもない大海であり、 
深海であると、ここでひしひしと感じた。(本文より)


いつかガウディのコロニア・グエル教会の地下聖堂を見てみたいなあ。


赤いパプリカがなかったので緑ばっかりになっちゃったけど、
スペイン料理を作りながら、
まだ行ったことのないバルセロナに思いを侍らせる午後。

Warm Inside

チケットを頂いたので、半年ぶりに鳥さんたちに会いに行ってきました。
以前行った時よりも人が多くて、隠れちゃった鳥さんも多かったけれど、
やっぱり楽しかったです。


夏に来たときには見なかったお花が咲いていました。
子供たちの差し出す手に小鳥たちがちょこんと乗っている姿も見れて、 
鳥が苦手な私でも、素直にワクワクできます。

夏になったら、またロージーやケイシーたちに会いに行こう。
アマゾンやアフリカの植物のスケッチもしたいな。


Bloadel Conservatory (inside Queen Elizabeth Park, Vancouver, BC)

Summer Here and Summer Yonder


It was already warm at 7:30 in the morning on the first day of the long weekend. 


 写真は7時半に撮ったものですが、 
ローングウィークエンドの初日は5時過ぎに起きてしまいました。 
外はすでに明るい。 
主人はまだ寝息を立てていたのでしずか〜にコーヒーを淹れ、 
小さな音で音楽を聴きながら、外がどんどん明るくなっていくのを見ていました。 
7時過ぎると青みがかった明かりにどんどんゴールドが混ざっていきます。 
気持ちのいい夏のはじまり。


On the second day of the long weekend, we went to Buntzen Lake for kayaking. 
 Had a sandwich and lots of ultra violet rays. 


2日目はお弁当を持って、朝からバンゼンレイクでカヤック。 
レイクをずっとまっすぐ漕いでいくと、小さなビーチがあります。 
去年同様途中の岩山でランチにしたのですが、日陰がなく暑くて暑くて。 
太陽の下にいると貧血を起こしやすいのですが 
けっきょく3時間半も太陽の光を直接浴びてしまったので、 
この日も夕方家に着いたらバタンキューでした。 
しかも今年いちばんの暑さで30度近くになったそうです。 ふう。


水の上は他の人の会話は水に乗ってよく聞こえるのですが、
 意外と近い場所にいる人の声は水音などで聞こえづらいのです。 
でも「好きな人と自分の好きなことをいっしょにできる時間は最高だね」と 
主人が言う声は聞こえました。 
いつも主人は私の好きなところへ付き合ってくれてとても有り難いので、 
彼が大好きなこともいっしょにできて嬉しいです。


The last day of the long weekend was Canada Day! 
Happy 146th Birthday! 


ローングウィークエンドの最終日はカナダ・デー。 
カナダ、今年で146歳になりました。 
 前日の疲れが残っていた私なので、
この日は特に何もせず 夕方に少しだけバーナビー・マウンテンへお散歩に行きました。
 ここやここほど大きくはないですが、大好きなローズガーデンです。 
バラが咲き終わるまでにあとどこのガーデンに行けるかな。


 我が家の夏の始まりはこんな感じでした。 
 How was your Canada Day?

Sunday, May 19, 2013

From Somewhere Tropical

八百屋さんでパプリカを吟味していたら、どこからか南国の香りが。
キョロキョロまわりを見渡したら、小さなグアバを見つけました。 
ふつうのグアバは中がピンクだけれど、 
これはイエロー・ストロベリーという名前らしく、中も黄色だそう。
 お店の人に聞いてみたら、皮のまま食べれるとのこと。 
その甘い香りに抵抗できず、朝のジュースに加えようと思い買ってきました。 
もっと黄色くなるまで待つように言われたので、しばらくは眺めるだけ。
 子どもの頃家族旅行で行った八丈島で食べてすっかり好きになったグアバ。
 数年前仕事で行ったブラジルでは、 
毎朝道にフレッシュジュースを売るカートが立っていました。 
私はホテル住まいだったので毎朝ホテルのビュッフェで
フレッシュジュースを楽しみましたが、 
道ばたで飲むのも美味しかったんだろうなあ。 


 小さなグアバを器に盛っていたら、 
中学生の頃に授業で読んだ梶井基次郎の「檸檬」を思い出しました。 
主人公がこっそり本屋さんの画集の上に檸檬を置いて出てしまうシーン、
 けっこう気に入っていたんだった。

Saturday, May 18, 2013

Into the Colours


今年もツツジとシャクナゲを見に行きました。 
とってもカラフルで、遠くから見ると緑の中に突然色が現れたみたい。 
ツツジ(躑躅)の花言葉は「愛の喜び」だそうです。
 シャクナゲ(石楠花)は「威厳」や「警戒」。 
サツキ(皐月)は「節約」に「制約」。 
どのお花も漢字では書けないけど・・・ 

去年、一昨年は友人と一緒に見に行ったのでした。 
元気にしてるかな?


アイリスもきれいです。 
なんだかモネの絵のモチーフみたいだな。


カナダはローングウィークエンド中。
 Have a good Victoria Day! 

  Deer Lake Park, Burnaby