ホテル・レイクに着いたのは遅かったので、
すでにキャンプファイヤーがはじまっていました。
眠るのを忘れて、ついつい夜中までボーッと火を見つめてしまいます。
パチパチと鳴る音、木がずれると小さな火の粉が夜空に舞い上がる様子、
見ているだけで落ち着きます。
夜空を見上げたら、
今まで見たことのないくらい空一面にキラキラ星が輝いていて、
5年前にオンタリオの田舎でも一緒に星を見たねえと義母と話していました。
ミルキーウェイははっきり見えて、とてもきれいでした。
そう、ギャラクシーという言葉がはじめてピンときたような気がしました。
その星空を見つめながら、
ふとショパンの「告別」を思い出したら、
その音楽がそれからずっと頭の中をぐるぐる、
眠るまでずっとぐるぐる回っていました。
朝は私たちが一番に起きたので、火をおこし、ゆっくりとコーヒーを淹れました。
でもみんなが起きるまで朝ごはんは作れないので、
コーヒーマグを持ったままゆっくりとお散歩しました。
トムソーヤが出てきそうな場所を見つけたり、
鳥の鳴き声かと思ったら、それはリスが木を齧る音だと気付いたり。
1時間半ほどで戻ったらみんな起きていたので、
私と主人とでベーコン、卵、パンを9人分。
キャンプファイヤーだけでは間に合わず、ガスコンロも使って汗だくになったけれど、
自然の中でのごはんは最高です。
そのあと買い出しに Garden Lake に行き、そこの湖にも少しだけ立ち寄りました。
そのあとは皆自由気ままに、ハイキングをする人もいれば、湖で泳ぐ人もいたり、
私のように水辺でひたすら読書をしたり。
主人はイトコとそのガールフレンドと一緒に、岩山を登りに行きました。
下2枚の写真は主人に頼んで写真を撮ってきてもらいました。
山の上から見る景色。
2日目の夜は主人のおじさん夫婦も参上してくれ、
主人のお誕生日のお祝いをしました。
そして日が暮れる前に、私も主人とふたりで一緒に30分ほどのハイキングをして、
湖に沈む夕日を眺めました。
今年最初で最後の夏のキャンプ、
彼にとって、いいお誕生日になったかな?
Hotel Lake
Irvines Landings, Sunshine Coast, BC
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Chopin「告別」