Friday, January 29, 2010

Rainbow's End


ハリソンに行った帰りに、大きな虹が空に架かりました。 
いつも思うけれど、虹のしっぽって、どうなってるんだろう。

Tuesday, January 26, 2010

Around Main Street


メイン・ストリート。 
アップタウンに向かうとトレンディなエリアになり、
お洒落なブティックが並びます。 
その中で、ショーウィンドウに並ぶタイプライターがお洒落な
ペーパー雑貨のお店「Regional Assembly of Text」が好きです。
 オーナーはエミリー・カーの美術学校を卒業した2人の女性、レベッカとブランディ。
 静かな店内にはいつも雰囲気にあった音楽が流れています。
 この日は私の大好きなBell and Sebastianの曲でした(^^)
 かわいいグッズがたくさんある中からレターセットを選んだ帰り道、
 子どもの頃主人が通っていたことのある小学校に立ち寄りました。 
彼はイースト・バンクーバーで育ったので、この辺りは子供の頃から慣れ親しんだ場所。 
今ではお洒落なエリアとして栄えていますが、昔は全然雰囲気も違ったそうです。
 でもやっぱり懐かしいみたいで、
 彼の口から出てくる子供の頃の思い出の話はつきることがないのです。

Tuesday, January 19, 2010

Easter


山では雪が降りました。
 次の日は雨であっという間に雪は溶けてしまいましたが、しとしと。 
主人といっしょに、ぼーっと見とれてしまいました。  

イースターサンデーは、ターキーディナーにお呼ばれしてきました。
 総勢12人のわいわいディナー。 
奥様が焼いてくれた大きなターキーを、切り分けるのはご主人のお仕事です。
 この日はちょうど長女の娘さんが海外勤務(日本)から帰ってきていたので、 
お帰りなさいパーティも兼ねてです。 
ポットラックだったので、私はイチゴのタルトを持っていきました。 
久しぶりだったので皆でゲームをしたり、
娘さんのシャープな突っ込みに大笑いの夜になり、
 ガールズでバブルティーまで飲みに出かけてしまいました。
 確実に1キロは太ったであろう恐ろしい夜。

Monday, January 18, 2010

Spellbound


今年のクリスマスは、ホワイトクリスマスではなく、グリーンクリスマスでした。 
なぜグリーンかというと、バンクーバーは針葉樹が多いから。 
針葉樹は冬でも葉が枯れたり、茶色くなったりしないのです。 
その代わり、このクリスマスシーズンは霧が多かったこと! 
私たちは山に住んでいるのでほぼ毎日朝は霧が出るのですが、 
街に降りても街中が霧で覆われていました。 
誰かが、ほんとうは霧ではなくて雲なんだよと言っていましたが、 
どっちにしてもミステリアスな趣でカッコよかったです。
 何となく霧が深かったり、街が雲に覆われている情景が分かるでしょうか。 
写真じゃ残念ながらこの魔法にかかったような感じが伝わらないかもしれませんが、
 とっても素敵でした。 
ブレントウッドのモールの屋上駐車場は私が好きなスポットのひとつ。
 ここからの景色はいかにも現代の都市改革が見れるような気がします。

Paper Heart


アメリカのコメディアン&アーティスト、様々な肩書きを持つシャリーン・イーと 
マイケル・セラ共演のこの映画は、ハイブリッド・ドキュメンタリーです。 
ハイブリッド・ドキュメンタリーとは、
 フィクションの内容とノンフィクションの内容組み合わせたもの。 
この映画のテーマは愛。 
「愛または恋のコンセプトが分からない」というシャリーンは 
アメリカを横断しながら 
様々な人たちに彼らにとっての愛とは何かをインタビューしていきます。 
そんな中、監督のニックを通じてマイケル・セラと知り合うのですが、 
彼と時間を共有し始めると、
シャリーンの中で彼女には理解できない感情が芽生えるのです。 
嘘だと分かっていてもシャリーンとマイケルとニックとのやり取りがとても面白く、 
時には穏やかな気持ちになったり。 
クレジットの間にある「間」やスローテンポが苦手な方にはお勧めしませんが、 
ユニークでどこかタッキーで、 
コーヒーだと思って飲んだらコーラだった、みたいなどこか深みのある映画です。

Saturday, January 16, 2010

Winter Candies


クリスマス明けの1月は、
自分で買ったもの、作ったもの、頂いたものを含め、 残ったお菓子との戦いです。 
最後のほうには「もう食べられない」と言ってさよならするものも出てくるのが残念。
今は南アフリカのBeacon社のリクリッシュミニヴァージョンと
ドイツのレープクーヘンばかり食べています。 
リクリッシュは身体にいいよとよく聞くのですが、 
痰の排出を促したり口内潰瘍や口内炎などに効果があるらしいです。 
アーユルベーダや漢方でもよく使われるみたい。 
もうひとつはドイツのWeiss社のレープクーヘン。 
クッキーのようなものです。
サクッとではなく微妙な柔らかさがあって面白い食感。 
主人は子供の頃から食べているものだそうです。 
両方ともカナダのものじゃないのに、
クリスマスシーズンになると必ずお店に並ぶもの。 
そして毎年どこからともなくクリスマスシーズンにうちへやってくるのです。 
正直、美味しいものではないけれど・・・
あるとつい食べてしまう困ったお菓子だったりして。

Thursday, January 14, 2010

My Life Without Me


子供の頃はNHKで放送されていたモンゴメリの「アヴォンリーへの道」。 
毎回楽しみに観ていました。 
そのドラマで主人公役を演じていたのがサラ・ポリー。 
カナダを代表する女優さんです。
 そんな彼女が出演したこの映画、撮影もバンクーバーやニューウェストなので、 
とっても興味がありやっと観ることができました。 
刑務所に入っている父とホテルでベーカーとして働く母を持ち、 
2人の子どもと仕事に定着できない夫と共にトレイラーで暮らす主人公、アン。
 ジャニターとして働く23歳の彼女に訪れた現実はガンでした。
 彼女はその現実を受け止め、
病気であることを隠し「残り少ない時間をどう過ごすか」 
「残された家族の為に何が出来るか」をノートに書きとめ、 
死ぬまでの数ヶ月の間に自分ができることをどんどん実行して行きます。
 寂しさや悔しさを自分の中にとどめ、
それでも人生は素晴らしいということを実感し、
 愛する人たちへの思いを残していきます。
 淡く、でもどこかに力強さが残る映画。 
こんな映画、私はとても好きなのですが、
誰にいつ訪れるかも分からないこの状況を、
 私なら彼女のように静かに受け止めることができるのかな。 
考えると辛いです。

Wednesday, January 6, 2010

Otonari


熊澤尚人監督、麻生久美子と岡田准一主演の「おと・な・り」を観ました。
1枚の壁を隔てたアパートに顔を会わすことなく暮らす、
写真家と花屋で働く女性の恋物語。
何の変哲もないような日常からお話はゆっくりと始まるのですが、
見終えて、こういう恋もいいなあとまったりできました。
ラジカセを聞きながらフランス語の練習、洗濯を干すときに歌う曲、
ガリガリと音を立てて挽くコーヒー、部屋のドアを開ける音・・・
サブタイトルである「初めて好きになったのは、あなたが生きている音でした。」
というのも響きが素敵です。
2人が住む古いアパートもとてもお洒落で味があるのですが、
私がこの映画で1番気に入ったのは、最後のクレジット。
画面では黒地に白文字で出演者や制作者などの名前が流れる中、
音声だけ主人公2人のやり取りの会話が聞こえてきてそれがすごく愛らしいのです。
井口奈己監督の「人のセックスを笑うな」もそうでしたが、

ゆっくりな表情の中で育つ、
人が人に抱く感情を、アブストラクトに映し出す映画はとても好きです。
隣同士という意味での「おとなり」、音が鳴っている、

出ているという意味での「おとなり」。
ほんのり可愛い大人な映画です。