Tuesday, March 5, 2013

Night Time


この国は冬が長いので、手芸をしたり絵を描いたりジムに行ったり、
まわりもいろんな工夫をしながら暗い時期を乗り越えています。
たまに主人とお散歩かコーヒーを飲みにいくことを除けば、
 私は冬の夜をほとんど家で過ごします。
夕ごはんの片付けと翌日のお弁当とコーヒーの準備をしたら、
 さっさとパジャマに着替えてお茶を淹れ、甘いものをつまみながら本を読んだり、
音楽を聴いたり、手紙を書いたりするのが好き。
 夜はお茶を飲むことが多いので、いろんな種類をストックしていますが、
 今年に入ってからは番茶や中国茶ばかり飲んでいます。


去年日本へ帰った時に横浜の中華街で遊ぶ時間があったので、
 悟空で中国茶を買いました。 
実家が通販で毎月買っているプーアール茶がとても美味しいのですが、
 ここのも飲みやすくて美味しい。
 キャンディーみたいに薄紙が巻かれていてかわいいので、 
半分はガラスの瓶に入れてカウンターに置いています。 

この日は 「古慶一点紅」という花茶を淹れました。 
ガラスのティーポットを持っていないのでコーヒーメーカーで。
 楽しいな~ふふ~ん~と見ていたら、
主人が後ろで「グロテスク」と・・・(´・_・`) 
 でもコーヒーメーカーだと幅が狭すぎてお花が咲き切らない感じだったので、
 ガラスのティーポットがあるといいな。 
中国茶はいちどお湯を捨てたりしなければならないのが面倒ですが、
 日本の緑茶よりは体を冷やさないような気がするし 
カフェインで眠れないということもないので 
個人的には夜でも比較的飲みやすいなと思います。 
菊花茶 (カモミール)、茉莉花茶 (ジャスミン)、玫瑰花茶 (ローズ)、 
桂花茶 (キンモクセイ)など、フローラルなハーブ系も好きです。

 ~~~ 

数日前は「子供の頃いちばん好きだった本。読んでみる?」と
手渡されたハードカバーを読みました。 
イエローオーカーの表紙にはペン先で彫るように主人の名前が書かれています。 
Fritz Wegnerさんの挿絵の入った子供の本で、1975年に刊行されたものです。 
Wegnerさんのイラストほのぼのしていて可愛いく、 
子供達がブーツカットのジーンズを履いていたりと時代を感じます。 
でもこの本の素敵なところは、 子供の視点と子供の持つ価値観で描かれていること。 
もし自分が子供だったら、主人公のジェイコブと全く同じように考えるだろうな。 
すぐ読めてしまえる気軽さが好きで、子供向けの本はよく読みます。 

最近ではカニグスバーグさんの 
クローディアの秘密 From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler」と 
「ティーパーティーの謎 The View from Saturdays」を読みました。 
クローディアの秘密」は子供の頃に買って読んでいたのですが、
 日本語訳のほうが洗礼されていて驚きました。 
でも子供の頃にワクワクしたシーンがページをめくるたびに思い出されて、
おもしろかった。
 きちんと意図を持って書かれた本は 大人になっても、
何度読んでも、学ぶことがあります。 
昔夢中になって読んだバーネットやエンデ、ルイス、リンドグレーン… 
実家に帰ればきっとまだ残っているだろうけれど、読みかえしてみようかな。

 "Jacob Two-Two Meets The Hooded Fang" by Mordecai Richler
        
   (私のはFritz Wagnerの挿絵ですが、現在手に入るのは別のイラストレーターのものみたいです。)

Chinese teas from 悟空 (Goku)