I found these beautiful books while I was in Japan last winter.
These are in a series of ”百年文庫 (hyakunen-bunko: a hundred years’ pocket books),”
and each book contains three stories by classical writers
not only from Japan
but from all over the world.
The title of each book is only one word of Kanji (Chinese characters used in Japan),
such as 心 (heart)、駅 (station)、岸 (shore)、夢 (dream)、空 (sky)…
and I chose 夜 (night), 月 (moon), and 花 (flower).
I enjoyed every single story,
but especially Platonov's "The Return" and Natsuko Jō's "Tsuratsura Tsubaki."
but especially Platonov's "The Return" and Natsuko Jō's "Tsuratsura Tsubaki."
I also like the woodcut prints by Sumako Yasui.
Each book has two different prints that are relevant to the title of the book.
You can find her prints here.
日本で買って読みかけだった文庫を読み終えました。
ポプラ社の「百年文庫」というシリーズはぜんぶで100冊。
世界の文豪たちの短編が3つずつ編集されたもので、
シンプルな表紙に、とっても惹かれました。
心、駅、岸、夢、空など、ひとつの漢字をタイトルに当てていて
有名な文豪の作品なのに、載っている短編がマイナーで読んだことのない作品ばかり。
私は夜、月、花の3冊を選びました。
特によかったなあと思ったのが「月」に入っていたプラトーノフの「帰還」と
「花」に入っていた城夏子さんの「つらつら椿」。
他人への感情を長い年月をかけてどう培われるのか、またはどう失っていくのか。
人間の傲慢さや身勝手さ、そして情について書かれているのですが、
読んだあとに、なんだか良かったな〜という思いがじわじわ沸いてくる作品でした。
版画は安井寿磨子さんの作品で、
もちろんそれぞれタイトルをイメージした作品になっています。可愛い〜