この前買ったマグでコーヒーを飲みました。
人差し指を持ち手に引っかけて、反対の掌で抱えて飲むようなマグ。
ところどころに藍色が混じり合った可愛らしい水色の焼き物は、
バンクーバーのアーティスト Meghann Hubert さんのものです。
彼女の作品はどれも素敵で、
お気に入りをひとつ選ぶのに凄く時間がかかってしまいました。
でもお家につれて帰ってきてコーヒーを淹れてみたら、いい感じ~。
出そう出そうと思っていてまだ出していなかった手紙が2つ。
子供の頃はいつだって簡単に手紙が書けたのに、
最近手紙を書くのが難しくなりました。
書けたはずの漢字が書けなくなってしまっているのも、
季節の挨拶や結文のヴァリエーションが減っているのも、
別に私が日本に暮らしていないこととは、大して関係ないのでしょう。
大学でも仕事でも、手書きのものはどんどん減って、
どんな書類でもキーボードを打ち、
手紙なんて書かなくてもメールが当たり前になった時代。
メールってラクチンだよなあと思います。
文章の上下が多少見合ってなくても、
「まあ、これでいっか」と大胆に送信ボタンを押せる自分もある意味凄い。
でも私は手紙が好きです。
書くのは難しいけれど、一文字一文字頑張って書いた手紙は、
字がへたくそでも、癖があっても、すごくあたたかい。
私のことを思って書いてくれたんだなあと、嬉しくなるのです。
だから大した文章じゃないけれど、私の気持ちも届くといいな。