Tuesday, November 30, 2010

The Picture of Oscar Wilde

「われらの罪を赦し給え」の代わりに、
「罪ゆえにわれを打ち給え」という言葉こそ、
もっとも正しき神にたいする人間の祈りであるべきだ。 

「ドリアン・グレイの肖像」 オスカー・ワイルド 福田恒存訳


童話の「幸福な王子」もいいけれど、
やっぱり私のお気に入りは「ドリアン・グレイの肖像」と「サロメ」。 

ドリアン・グレイを読むと、人間関係やモラルついて考えさせられます。
そして「出会い」はある意味ギャンブルだなあと思います。
人との出会いには多かれ少なかれ影響があるもので、
どんな人と付き合うかで、人生は割と簡単に変わるものだし、
悲しいけれど、出会いすべてが「善」ではないから。
何度読んでも、
やはりまわりの大人がしっかりと若者に手を差し伸べてあげられる世界が
本来の形であって欲しいと思ってしまいます。
この物語では、人間の最大の恐れのひとつである「老い」に焦点を当て、
モラルを忘れた人間の愚かさと儚さを浮き彫りにした問題作でしたが、
やはり主人公への一番の影響は「ある人との出会い」でした。
外国人というハンディを背負いながらも、
保守的なイギリスの社交界で生きていたワイルドは、
何を考えながらこのお話を書いたのかな。
自分を誰と重ね合わせていたのかな。
主人公?画家?それとも、主人公のメンターになる伯爵かしら。

ドリアン・グレイは不毛なお話ですが、
いろいろ考えさせられます。


アイルランドの詩人であるオスカー・ワイルドは
110年前の今日、自身の人生の幕を閉じましたが、
彼が残した言葉には
現在を生きる私たちの背中を、力一杯押してくれるものがたくさんあります。
どうぞ読んでみて下さい。

ワイルド氏、どうぞ安らかに。

上のコラージュは私がDAにしたものです。

Thursday, November 25, 2010

Potluck


ポットラックパーティにお呼ばれして来ました。
一品持ちよりだったけれど、この日のメインはすきやきです。 
すきやき、7年ぶりだよ〜


私はミートソースたっぷりのドリアを作ってみました。 
その他、のり巻きや漬け物、サラダなどの一品料理が並び、色とりどり。 
すきやきにはお豆腐やカボチャまで入っていて、大変美味しゅうございました。
 特に白菜!
 美味しいオメガたっぷりの卵で頂きました。 
グツグツ。グツグツ。 
今年はお鍋をたくさん食べたいな~。

Monday, November 22, 2010

The Darjeeling Limited


オーウェン・ウィルソン主演の
鮮やかな色彩が素敵な映画をみました。
疎遠になっていた3兄弟たちが集まって、母親を捜しにインドを旅するお話。

旅をするっていいですよね。
それが、決められた予定もなく、ただ気の向くままに、
行き当たりばったりの旅だったら。
自分が探している何かが見つかったら。
そんな旅なんて人生にあるかないか、かもしれませんけれど。

良い映画でした。

Sunday, November 21, 2010

Hanging Out


ランプが可愛い。


ダウンタウンも白く雪化粧した次の日、バンクーバーに遊びにきていた方と 
La Brasserie」というドイツ&フランス料理のお店へ行きました。
 ベーコン入りのプーティーン、トリュフがきいていて美味しかった!
ご一緒してくれたのは、ブログでお話しさせてもらっているるけれど、
会うのははじめての方。 
それでも楽しい時間を過ごすことができました。 

そのあともイエールタウンの「Ganache Patisserie」でケーキを食べたり、 
バスに乗ってブロードウェイ付近のお店を散策したり。 
最後にはお気に入りのティーハウス「T」でお茶して帰ってきました。 


 この日はお土産にルイボスベースの「Tangerine」を買ってみました。
 柑橘系でとても爽やかな香りです。

Thursday, November 18, 2010

First Snow


窓の外では今シーズン初の雪が降っています。
つい先週くらいまでは「今年の冬は暖かいね」なんて言っていたのに。
 噂では今年の冬は50年ぶりの極寒になるらしいです。
どれだけ寒いんだろう・・・

Our first snow already!

Wednesday, November 17, 2010

Sweet Winter


久しぶりにスターバックスへ行ったら、店内はすっかりクリスマスでした。
この時期になると毎年1回は飲みたくなる冬限定の「キャラメル・ブリュレ・ラテ」。
私はグランデで主人はヴェンティサイズです。
それにしても、お砂糖とクリームでコーヒーの味がほとんどしないようなものを、
よくもまあこんなにガバガバ飲めるものだと自分でもびっくりですが、
やっぱり飲めてしまう自分に乾杯。

Tuesday, November 16, 2010

Nichibu -Japanese Dance



亡くなった祖母がやっていた日舞。
これまではじっくりと観たことがなかったけれど、
知り合いの方が出演されるというので、お花を持って観に行って来ました。 
音羽流40周年を記念した舞台。
久しぶりに白くお化粧をした着物姿の女性を見ました。 
バンクーバーでのこの音羽流を教えていらっしゃるのは音羽雛明さんという方で、
この日は日本から来てくださったという彼女の師匠、
菊雛路さんと音羽菊雛さんの踊りも見ることができました。
実を言えば、歌舞伎や能ほど日本舞踊は興味がないのですが、
久しぶりに日本の音楽と日本の文化に触れることができて楽しかったです。

ちなみに西洋の踊りは、もともと天へ天へと、
空高く登っていくイメージを描くのですが、
日舞は地に対する思いを強く表しているのだそうです。
そういうところ、とても日本らしい考えだなあと思います。

Thursday, November 11, 2010

Dammann Frères

Remembrance Dayなので、
ここ一週間は赤いポピーを付けて街を歩きました。
赤いポピーは戦争を忘れないというシンボル。


Remembrance Dayは祝日なので主人は仕事がお休みですが、
私は家での仕事がたまっています。
でもちょっと休憩してティータイム。

ボーッとしている時間があまりにも多くて、せっかくお茶やコーヒーを入れても、
気付くとすでに冷めきっていることがよくあるのですが、
お茶を飲む時間はとても大切で、いつもちょっとした幸せ感を味わっています。
この日のおやつは大きなペカンナッツのマフィンと、
パリのダマンフレールで買ったティーバックのハーブティー。
レモングラスで香りも口当たりもとても良くて美味しいです。


パリの本店では、お茶の香りを自由に試すことが出来ました。
その中で私はグレープフルーツの香りがするEvergladというお茶を選びました。
茶葉は黒地に赤の縁取りでとてもお洒落な缶に入っていて、
茶葉がなくなったあとでも取っておきたくなりそうなデザイン。
レモングラスとエヴァーグラッド、どちらも似た感じのフレーバーですが、
柑橘系が好きなので、両方ともとっても気に入っています。

さてと、休憩が終わったらお仕事です。
この土曜日にプレゼンがあるのに原稿すら書き終わっていないので、
じつはけっこう切羽詰まっている状態です。
ブログを書いたり、やらなくていい仕事を片付けたり・・・
思いっきり現実逃避の真っ最中。
もう学生じゃないのに。もう〜。

ダマンフレールはバスティーユのボージュ広場の中にあります。

Tuesday, November 9, 2010

Autumn Sunshine



最近は雨の日が多くなって来たので、青空が出たときは外に飛び出したくなります。
でも今年は冬が来るのが少し遅い気がするのは、
赤や黄色の葉をつけた木々が11月の今でも沢山残っているから。

お義父さんのキャビンの裏にあるまっ赤な葉っぱをつけた木。
とーってもキレイだったので、しばし魅入ってしまいました。

Friday, November 5, 2010

Good Coffee


友人が教えてくれた喫茶店「La Cuisson」へ行きました。 
そう、カフェではなく、喫茶店。
 店内には沢山のコーヒーミルやカップ&ソーサーなど、
コーヒーグッズが所狭しと並べられていました。 
私の好きな新宿の「素多亜」を思い出させてくれる雰囲気。

オーナーがものすごく気さくな方で、
僕はコーヒーを心から愛しているんですよ的なオーラが 
彼のチョビ鬚からビュンビュン出ているのです。
こーゆー人、好きだわあ。 

 コーヒーはミディアムのハウスブレンド。
 オーナーがサイフォンで入れてくれるので、サイコーに美味しかったです。 
それから材料にもこだわっているというモンブランも食べました。
甘すぎず繊細で、ものすごーく美味しかった。 

この日はお客さんが私一人だったので、 
モーツァルトが流れる中で、ゆっくりと読書もできて心地良かったです。



また行こう。