Sunday, June 6, 2010

1st Arrondissement: Louvre


朝一で向かったのはルーブル。逆ピラミッドのある地下の入り口から入りました。
ああ、またもや「ダ・ヴィンチ・コード」オールオーバー 笑。  
最初にドノン翼へ向かうと、「サモトラケのニケ」が出迎えてくれました。


作者不明のあの顔のない天使像。
ギリシャ神話に出てくる「勝利の女神」だったというニケ、
いったいどんなお顔をしてたのかしら。


その後の13世紀から17世紀までのイタリア絵画は、
ダ・ヴィンチの「モナリザ」をはじめ、  ラファエロ、ヴェロネーゼ、
コレジオなどの作品が満載のコレクション。
ダヴィットの「ナポレオン1世の載冠式」と「レカミア夫人」、
ドラクロアの「民衆を率いる自由の女神」、
アングルの「グランドオダリスク」などの傑作が並ぶフランス絵画のアイル。
 「ミロのヴィーナス」を筆頭に、古代エトルリア・ローマ美術、
16世紀から19世紀のイタリア彫刻、17世紀から19世紀の北ヨーロッパ彫刻、
更にはアフリカやアジア美術まで。
彫刻はカノーヴァの「エロスとプシケ」やミケランジェロの「瀕死の奴隷」に感激!
彫刻は5世紀から19世紀までのものが保存されているので、
その移り変わりを観て歩くのもいいかもしれない。

途中で朝ごはん。
早すぎてカフェが開いていなかったので、キオスクのようなところでクロワッサンを。
キオスクでも美味しかった!


朝ごはんのあとはシュリー翼まで行き、
古代ギリシャ、東方美術、メソポタミア美術を。
見てみたかった「ハンムラビ法典」も見つけました。
懐かしき中学の歴史の授業!


宗教画に金箔溢れるルネサンスの絵画や調度品。 
フランドル派、オランダ派、14世紀から17世紀、18世紀から19世紀のフランス絵画。
フェルメールもコローもアングルもそこにいて、言葉が出ませんでした。
マリー・アントワネットの肖像を書いたことで有名な
女流絵描きのルブランの絵がとても素敵だったな。 


 ルーブル美術館には5時間半いました。 
よく「ルーブルは1日では見られない」と言うけれど、全くその通りでした。
美術が大好きな私でさえ、展示物の多さと館内の広さに苛立ちを覚えたほど。 
 日本語で何と表現していいのか分からないけれど、
主人曰く「I cannot consume all the greatness.」でした。 
 帰りは正面入り口から退館したのですが、その後しばし無言。
凄すぎて、何と言葉にして良いのか分からなくて。 


でもパリにいる人は幸せだなあ。
だってパリに住んでいれば、あの美術館を少しずつ、何度でも訪れて、
それぞれの作品を心から熟思することが出来るのだから。 
見学は大変だったけれど、
すり減った階段や、抜けそうな床をはじめ、ドーム型の天井窓や豪華な白い階段など、
大きな宮殿だったルーブルの建築も豪勢で溜め息もの。
やはりパリに来たらば訪れずにはいられない宝箱とは、
この美術館のことなのですね。