Wednesday, May 26, 2010

Quartiere Vecchio 2


ウンブリア州一体の地域はトゥーフォ(tufo)という
火山の噴火による凝灰岩でできた土を地盤としています。
そのため風や水の侵食などの影響を受けやすく、
変わった形状の土地が出来上がったのだそうです。
エトルリアから古代ローマ時代にかけ、
敵の侵略を防ぐために丘の上に町をいくつも作ったというイタリア中部。
オルヴィエートもそのひとつです。
オルヴィエートにはモーロの塔、サン・パトリッツィオの井戸など、
観光名所も沢山あるのですが、私たちはゆっくりと町を歩くことにしました。
中世の古い町並みがそのまま残っていて、思っていた以上に美しくて。
中世の時代にタイムトリップしてしまったような感覚に捕われてしまいました。

しばらくして、強い雨が降り出したのでアパートの入り口で雨宿りをしました。
ひさしぶりにゆっくりと、雨の音に耳を澄ましていました。
30分ほどで小雨になってきたのでまた歩きはじめたのですが、
石畳に残る水が、空からの光に反射してとてもキレイでした。
水たまりに飛び込みたくなるくらい、雨がとっても似合う場所です。