日曜の午後は、メインにあるScience.Worldへ「Body Worlds」を見に行って来ました。
数年前にこの展示会がバンクーバーを訪れたときは見逃してしまったので、
今回は絶対に見たいと思っていたのです。
でも主人はもちろん、周りで見に行きたいという人がおらず、
やっと行ってもいいよ〜と言ってくれる友人と行きました。
展示されている人体部分は本物です。
これはプラスティネーション(又はプラストミック)という技法を使った人体標本で、
人体の脂肪や水分をプラスティックに置き換えることで、
常温で半永久的に保存出来るというもの。
この技法はポーランド生まれのドイツ人、
グンター・フォン・ハーゲンスによって1977年に発明されたものだそうです。
それまでは臓器などをホルマリンに漬けて保存していたので、
匂いもひどく、保存も大変だったようですが、
プラスティネーションは匂いもまったくしないのです。
しかもそれを一般人の目に触れさせるというのだから驚きです。
今回のハイライトは、前回の展示会ではなかった「脳」の展示でした。
心理学専攻だったので、ものすごく興味深かったです。
本物の人体を使った展示については色々な議論が上がっているそうですが、
赤ちゃんの成長過程や、肥満の人の脂肪層、ニコチンで冒された肺など、
実際に目にすると、自分の身体への思いというか、
考え方もまた変わるように思います。
これまで3回自殺を試みた少女が、
この展示会を見て二度と自殺をしようなんて思わなくなったという話が
日本であったとも聞きました。
ほんと、これを見ると、人体の凄みを目の当たりにします。
せっかくの機会なので、
脳や筋肉を含め、人間の身体にに興味のある人は一度目にして頂きたいと思いました。
展示会のあとはガスタウンへ行き、
メープルシロップのお店を覗いてみることにしました。
「Maple Delights」というお店で、メープル関係のお土産を扱っているお店です。
店内はメープルらしくオレンジや赤を使ったディスプレイ。
たまにこういったお土産屋さんを覗くのも楽しいですね。
せっかくなので、メープル・ラテを飲んで来ました。