Sunday, June 28, 2009

Masterpieces from the Rijksmuseum




17世紀のオランダでは静物画も人気があり、
植物や果物の他によく骸骨がモチーフとして使われていたそうで、
今回もいくつか骸骨を描いたものがありました。
これは当時、骸骨は”the brevity of earth life”と呼ばれ、
人生の短さ、はかなさを象徴する
伝統的なモチーフとして扱われていたからのようです。
またオランダといえば青い絵が描かれたタイルやセラミック。
この白地にブルーとは当時の中国や日本の瀬戸物にかなりの影響を受けていると知り
驚きました(反対なのかと思っていたので)。
静物画同様、ポートレイト、
そして風景画も17世紀の画家が最も愛したモチーフでしたが、
それ以前の風景画は
当人たちの頭の中で描かれたファンタジー色の強いものが主流だったそうで、
17世紀に入ると、
家庭の情景や自分たちの周りの風景を描くことが良しとされたようです。

“Love Letter (1669)” by Johannes Vermeer. 

残念ながらタイトルとは裏腹に、
フェルメールの作品は最後に1枚だけしかありませんでした(上の絵)。
大のフェルメール好きなので、すごくショックでしたが...
それでもレンブラントやレンブラントの最後の弟子であった
アールト・デ・ヘルデル、ニコラース・マース、
ホッペマ、バックホイゼンなどの作品を生で見ることができて、
とってもいい機会でした。 
とくにマースの「祈る老婆」。
食事の前にお祈りを捧げるおばあさんの絵が印象に残りました。

フェルメールについて書かれた本は面白いものがたくさん出版されていますが、
最近面白かったのが、子供用の本「Chasing Vermeer」です。
(Blue Balliett著) 子供向けの本で直接フェルメールとは関係ありませんが、
フェルメールの絵画が盗まれ、
子供たちがその紛失に隠された謎を探るお話です。
簡単な英語なので読みやすいです。 

Friday, June 19, 2009

Music Night


Au Revoir Simoneのライブに、友人のタビーと行ってきました。
会場はダウンタウンのRichard’s on Richards
はじめて行きましたが、コンパクトでいい感じのライブハウス。
大きな会場でやるライブより、
こういったこじんまりとしたライブのほうが好きです。
パフォーマーの動きが良く分かるし、とても身近に感じられるから。 

会場に入ったとき、
まだ入りの少ないホールで背の高いブロンドの女の子が目に付いて、
一瞬「あれってエリカ?」と思ったものの、まさかね〜と話していました。
彼女は前座のときにもフロアでダンスをしていたのが目に付き、
当のライブが始まったら、やっぱりエリカ・フォースターでびっくり。
話しかければよかったなあ。
今回のライブではニューアルバムの曲を披露してくれました。
ちょっとしたカナダに関するトークなどが曲の合間に入れられ、
本人たちが楽しんでいる感じが伝わってきたのでとってもよかったです。
そしてライブでは3人とも可愛いワンピースとハイヒール姿で登場してくれ、
それこそガーリーを求める観客の期待を裏切りませんでした。


高校生のときはロックやパンクが好きで、
ライブにもよく行って踊りまくっていたけれど、
カナダに来てからは1年に1、2回行く程度。
最近はクラブにもぜんぜん行っていなかったので、
久しぶりに生の音楽を聴いて、夜のダウンタウンを歩いて、
人込みに混ざって、とても楽しい夜でした。
今回のライブでは新しいアルバムの曲ばかりだったので、
もう少し予習しておけばよかったかな。

Saturday, June 13, 2009

Kits



キツラノに住んでいるお友達に会いに行きました。
ランチはベジタリアン・レストラン、Naamにて。
カラフルな敷地に雰囲気のいい内装で気取らずに中に入れる素敵なレストランです。
私はお豆がたくさん入ったサンタフェ・エンチャーダ。
お友達はゴールド・ドラゴン・ボウル。

そのあとは4thアヴェニューをぶらぶら。
いつ行ってもおもしろいBanyen Books and Soundでは、
ヒーリングのCDを買いました。
タロットやオーラクルをはじめ、スピリチュアルな雑貨も揃う本屋さんです。
CDは水や鈴などを使って奏でられる音がとても新鮮でした。
ボーッとしたいときとか、お昼寝のときのBGMにいいなあ〜(^^)

そしてアフロディーテでオーガニックパイを買い、
お友達が住んでいるアパートにお邪魔しました。
食事制限中なのでほんとうはダメなのですが、
久しぶりの再会を祝して、パイも食べちゃいました。
3か月ぶりのスウィーツ。
いちおうパイにはきび糖などを使っているそうなので、罪悪感がすこし減るかな〜。
プレートの下に引かれたランチョンマットは、
彼女の彼のお母様の手作りだそうです。かわいい。 

久しぶりのキツラノ、お店も以前とはいろいろ変わっていて、
歩くのも楽しかったです。

Thursday, June 11, 2009

Au Revoir Simone


大好きなAu Revoir Simoneのニューアルバムを買いました。
Au Revoir Simoneは2003年に結成されたNYのインディー・バンド。
ボーカル兼キーボードのエリカ・フォースターとアニー・ハート、
そしてドラムもこなすへザー・ドァンジェロの3人組です。 
ヨーロッパのあるプレスによると、
このバンドはキルスティン・ダンスト主演の映画
「ヴァージン・スーサイド」の姉妹たちに似ていると書かれていました。
確かに彼女たちの音楽を聞いていると、
監督ソフィア・コッポラが強調した色の淡さによく共鳴しているように思えます。 
彼女たちの歌は、まるでそよ風が泳いでいるような雰囲気のものから、
女の子たちがわいわい騒ぎながらショッピングをしている姿まで、
時にはポップで時には切ない日常を歌っています。
歌も素敵だけれど、実はCDのジャケット・アートもとても印象的。
 来週の水曜日は彼女たちのライブに行くので、
今もBGMでかけています。
楽しみ〜。

Image via Au.Revoir.Simone.